神戸大学 発達科学部 人間環境学科 自然環境論コース TOP > 受験生の方へ
<Last update : 2012.10.01>
自然環境論コースは,あなたの夢を実現するための幅広い受け皿
- 人間と環境のかかわりについて,自然科学の視点から理解したい
- 自然科学の基礎的な課題を発掘して,プロの研究者として徹底的に追究したい
- 自然科学の応用的な課題に挑戦して,環境科学を創成・発展させたい
- 環境の実践的な問題に取り組んで,環境問題の解決に貢献したい
- 自然科学を深く専門的に学んだ上で,市民や次世代への架け橋になりたい
そういう人を,21世紀の社会は求めています.
そんなあなたの夢の実現のために,自然環境論コースで一緒に学びませんか?
自然に向けられたあなたの好奇心を,環境を救うチカラにする
環境問題と自然科学の関係は?
現在の学問的状況は,これまでになくワクワクするもの
さまざまな現実問題への対処も,学問に求められています
- 環境問題は複雑で複合的.対症療法だけでは不十分です.問題の解決には,根本からの徹底追究が必要.自然科学こそ,問題の根本に迫る手段です.
- 自然科学を学問としてさらに発展させることも必要.理想的な状況やモデル系での成功に満足せず,複雑な現実問題に対応できるよう,科学自身を発展させることも必要です.
- 自然の成り立ちや物理学,化学,生物学などの法則をしっかりと理解することが基本.それに加えて,従来の学問的枠組みにとらわれない柔軟さ,対象に応じて自分自身のポジションを自由自在に変え,状況に応じた解決策を見出すことができる問題解決能力が求められるようになっています.
現在の学問的状況は,これまでになくワクワクするもの
- 現在は,人類が宇宙に足を踏み入れた宇宙時代の黎明期.新たな宇宙像が生まれつつある状況と言えます.
- 現在は,物質の根源の理解,ゲノム情報からの生命現象の包括的な理解,脳における高次情報処理の理解が得られつつある時代.新たな物質像,生命像,人間像が生み出されようとしています.
- 現在は,気候システムや生態システムの激変と,その背後にある複雑性・変動性・相互依存性が明らかになりつつある時代.新たな地球像の創成と,先端境界領域の創出が必要な状況にあります.
- 現在は,人類のアイデンティティを確立するための学問的な基礎が求められる時代.私たちの住む世界の壮大な歴史(宇宙の創生と進化,太陽系や地球の形成史,化学進化,生命の起源,生物進化,地球システムの形成など)が明らかにされ,人類は新たな世界観を手に入れつつあります.
さまざまな現実問題への対処も,学問に求められています
- 複雑な様相を把握し,自然科学の視点から問題設定し,個々のプロセスを科学的に解明する必要があります.
- それを通じて,現代社会における重要問題に対して,具体的な解決法の提言が要請されています.
自然環境論コースの人材養成ビジョン
- 現実の問題をよく知り,複雑な様相を解剖できる自然科学的手腕を身につけた人材を育てます.
- 現代科学の物質像・生命像・人間像をしっかりと身につけた人材を育てます.
- 宇宙・地球史への確かな理解と,現代科学が提供する宇宙・地球観を持った人材を育てます.
- 社会的な要請に配慮し,問題の具体的な解決のための提案を創出できる人材を育てます.
- 分野の枠を超えた協同作業に参加し,またそれを組織できる人材を育てます.