自然環境論コース
よくある質問
<Last update : 2016.1.20>

どのようにすれば自然環境論コース(発達科学部人間環境学科)で学べますか(入試について)?

 発達科学部人間環境科学科に入学し、2年次のコース選択で自然環境論コースを選択することで、自然環境論コースで学ぶことができます。

 入試の詳細については、 発達科学部の入試情報のページをご覧ください。

 人間環境学科では、ポスターセッション方式を取り入れた、アドミッションオフィス入試(AO入試)を行っています。AO入試の詳細については、 こちらをご覧ください。

文科系入試で入学しても自然環境論コースで学べますか?

 まず始めに、自然環境論コースは純粋な理科系コースであり、さらに、基本的には数学、物理、化学、生物、地学の5分野の学問を修めるシステムを特徴としていることを認識していただきたいと思います。

 人間環境科学科に文科系入試を経て入学しても、自然環境論コースに進学することは不可能ではありません。これまでにも何人かそういう例はありますし、その中には、優秀な成績を修めて、大学院に進学した学生も含まれています。ただし、そのためには、1年次のときはもちろんのこと、2年生で私達のコースに配属された後もかなりの量の勉強をしっかりと継続することが必要です。

 自然環境論コースでは、1、2年次では、物理、化学、生物、地学のいずれかに偏らず、ひととおり履修することを奨励していますし、そのようにカリキュラムを編成しています。したがって、理科系の入試で入学したとしても、高校で勉強してこなかった科目については、かなりの努力が必要になります。したがって、文科系入試で受験した場合でも、入試が終わってから入学するまでの間に、数学や理科の未修分野についてかなり一生懸命勉強しておいた方がいいでしょう。

 自然環境論コースでは、2、3年次で自然科学の全分野の幅広い基礎を修得することをめざします。そのための準備として、1年次に共通専門基礎科目を履修します。また、人間環境科学科の中で、自然環境論コースへの希望者がコース定員 (35名)を超えた場合、2年生に上がるときに競争になります(選抜の基準)。したがって、文系で入学して私たちの自然環境論コースに来るのは一般的には厳しさもありますが、上にも述べたようにその困難を突破して頑張っている学生もいます。むしろ私たちとしては、文系出身でも学問への強い意欲を持ち、頑張って来てくれる学生に期待したいと思っています。ただ、意欲だけでなく本当に実力を付けることが必要ですので、そのための基礎的な学問はしっかり学んでいただきたいと思います。挑戦を期待しています。

発達科学部の自然環境論コースと理学部の違いは?

自然科学と環境科学
 発達科学部人間環境科学科の自然環境論コースは、人間をとりまく自然環境の理解と、環境汚染など自然環境にかかわる諸問題のメカニズムの解明などを主な目的として教育と研究を行っています。一方理学部は、自然科学の中でも最も基本的な部分を担当し、自然認識の新しい概念の確立や、新しい自然観の形成を目指しているところだといえます。
 しかし、両者には共通する点もあります。環境の問題を正しく理解しようとすれば、正確な宇宙観、物質観、生命観が必要になるので、数学、物理学、化学、生物学、地学などの学問の基礎をしっかりと修得することが必要になります。また逆に、環境問題のような具体的な問題に取り組むことの中から、新しい概念や自然観がはぐくまれて来る可能性もあります。このように、自然科学的なアプローチを重視しながら、他方で、人間とのかかわりや環境としての視点をもつことに、発達科学部の自然環境論コースの特色があります。

環境にかかわる問題の複合性と幅広い知識の修得
 環境にかかわる諸問題は、多くの場合複合的な性質をもちます。例えば、化学物質による環境の汚染に対処するには、汚染物質の性質や生成のしくみを解明したり、汚染物質の検出をする必要があり、そこでは化学や物理学が役立ちます。また、汚染物質の拡散、伝播プロセスの解明には物理学や地学の知識が必要になり、また人間を含む生物への作用などの理解には生物学や生命科学の知識が必要となります。さらに、こうした問題の正確な解析には数学やコンピュータの力が欠かせません。
 このような問題意識から、発達科学部の自然環境論コースでは、学生が自然科学の総合的な知識を修得することを目指して教育システムが構成されています。この点も、物理学、化学、生物学、地学などの各分野ごとの学科に分かれて各分野を専門として学ぶ理学部のシステムと発達科学部自然環境論コースとの大きな違いの一つです。

発達科学部人間環境科学科に入学した後、自然環境論コースへの配属はどのように決まりますか?

 人間環境科学科1年次では、人間環境科学に関する基礎的科目、語学などを中心に学び、2年次にすすむ段階の4月にコースへの配属が決まります。コースへの配属は、希望者が各コースの受け入れ可能人数内であれば、希望にしたがって決定されます。受け入れ可能人数を超えた場合の選抜方法はコースにより異なりますが、自然環境論コース(上限35人)については以下の通りです。

1. 単位数を集計し選抜する。
2. 単位数が同じ場合、成績を考慮し選抜する。

自然環境論コースのスタッフはどのような研究をしているのですか?

「教員と研究室」のページをご覧ください。

自然環境論コースの卒業研究などのテーマはどのようなものがありますか?

「卒業研究のテーマ」のページをご覧ください。

自然環境論コース修了後の進路はどのようなものがありますか?

「卒業後の進路」のページをご覧ください。