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大学院生を募集しています
自然科学の様々な研究室を擁する当大学院で研究しませんか? 物理学,化学,生物学,地球科学などの基礎的研究と,環境問題の解決につながる応用的研究にたずさわる修士課程,博士課程の大学院生を広く募集しています. 募集要項はこちらを,研究室の様子と教員への連絡先はこちらをご覧ください.進学を希望する研究室の教員までメールでご連絡いただければ,具体的にご相談いたします. -
2024.12.3第7回環境DNA学会つくば大会におけるポスター発表で,源研究室の岡田淳史さん(学部4年)が優秀賞(基礎部門),松尾莉子さん(博士前期課程)が優秀賞(応用部門)をそれぞれ受賞しました.
岡田淳史 他4名「琵琶湖におけるブラックバス類の時空間的分布動態の解明」
松尾莉子 他11名「ラオラオスサバナケット州におけるタイ肝吸虫の分布要因の推定」 -
2024.11.1惑星システム研究室の黒澤耕介准教授,千葉工業大学地球学研究センターの多田賢弘研究員らによる論文「衝撃を加えた花崗岩中の石英の羽毛状組織の産状」がJournal of Geophysical Research Planetsに掲載されました.隕石の衝突孔近辺の岩石に含まれる石英中の羽毛状組織は,天体衝突の痕跡として知られていましたが,どのような条件が揃うと形成されるのかがわかっていませんでした.本研究では,花崗岩に人工的に衝撃を加え羽毛状組織の産状を詳細に記載することで,羽毛状組織を過去の天体衝突の情報を引き出す衝撃指標として使えるようにしました.
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2024.10.28高見泰興教授(進化生態学研究室)が参加した国際共同研究プロジェクト(代表:曽田貞滋名誉教授(京都大学))の論文「オサムシ属内の分子系統学的関係とトゲオサムシ亜属の放散」がZoological Journal of the Linnean Societyに掲載されました.ゲノムの超保存的領域を用いた分子系統解析によってオサムシ属内の系統関係を明らかにし,さらに交尾器に多様なトゲを持つトゲオサムシ亜属の多様化を明らかにしました.
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2024.10.10進化生態学研究室の夏天さん(博士後期課程)がヨーロッパ進化生物学会のStearns Graduate Student Prizeを受賞しました.論文「カスケード強化に伴う交尾器形態の分化による生殖隔離」が評価されたものです.
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2024.10.7非線形物理学研究室の小谷野由紀助教が主催する第34回非線形反応と協同現象研究会が,2024年11月30日(土) に神戸大学鶴甲第2キャンパスにて開催されます.本研究会では,自己組織的な時空間パターン形成・振動現象や,アクティブマターなど様々な非平衡現象について,化学・物理学・生物学・数学・工学など多彩なバックグラウンドの方が集まり議論を行っています.聴講も可能ですので,詳細は研究会Webページをご覧ください.
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2024.10.3生物多様性研究室の勝原光希さん(2020年博士後期課程修了,現岡山大学助教)と丑丸敦史教授らによる論文「共存する同属混殖種は繁殖干渉を通して遺伝構造や自殖率に影響を与えるか?」がOecologiaに掲載されました. 共存するツユクサの影響でケツユクサ集団の自殖率が高くなることを示した研究です.
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2024.10.1惑星システム研究室の黒澤耕介准教授と海洋研究開発機構の冨岡尚敬主任研究員らの論文「炭酸塩中の転位組織の圧力依存性:小惑星リュウグウ上の微小天体衝突の特徴」がAmerican Mineralogistに掲載されました.二段式水素ガス銃を用いて衝撃を加えた炭酸塩を透過電子顕微鏡を用いて観察し,衝撃圧力と衝撃変成組織の対応を調べました.その結果を小惑星リュウグウの試料から見つかった炭酸塩鉱物に適用し.過去に4万気圧程度の衝撃を受けたことを明らかにしました.
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2024.9.27惑星システム研究室の黒澤耕介准教授による和文解説論文「衝突孔(クレータ)の大きさをみつもる」が日本惑星科学会誌遊•星•人に掲載されました.天体衝突で形成される孔(クレータ)の大きさの推定方法を解説,紹介しています.
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2024.9.24近江戸研究室の下舞陽菜さん(博士後期課程研究生)の論文「異質倍数性が野生のツユクサ属植物の都市環境における生存優位性を高める」がAnnals of Botanyに掲載されました.ツユクサ属植物の生育分布様式,気孔特性,および染色体構成を調査し,異質倍数性がツユクサ属の都市環境における生育域拡大に有利に作用することを示しました.
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2024.9.20源利文教授が応用生態工学会廣瀬賞(第1回)を受賞しました.環境DNAを活用した生物モニタリング手法の発展に資する研究と,現場へ適用するための手法の標準化や一般化に向けた一連の取り組みが,応用生態工学の研究発展や教育等に貢献したとして高く評価されました.
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2024.9.18源研究室の大澤亮介さん(2020年博士前期課程修了),徐寿明さん(2021年博士後期課程修了)らの論文「熱帯湿地におけるマンソン住血吸虫の環境DNAの効率的回収と住血吸虫症サーベイランスの改善のための手法の評価」がActa Tropicaに掲載されました.環境DNA分析を用いた住血吸虫の感染リスク評価の感度向上に向けて,分析手法の改善を提案した論文です.
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2024.9.17生物多様性研究室の矢井田友暉さん(博士後期課程),長井拓馬さん(2016年博士前期課程修了),勝原光希さん(2020年博士後期課程修了,現岡山大学助教),丑丸敦史教授,筑波大学の田中健太准教授らによる論文「過去の森林利用がスキー場草原に生育する在来植物の多様性に与える負の遺産効果」がJournal of Environmental Managementに掲載されました. スキー場草原において過去の森林利用による環境変化と種子散布制限が,現在の草原性植物の低い多様性の原因となっていることを示した研究です.
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2024.9.17人と自然史研究室の佐賀達矢助教の論文「社会性狩り蜂シダクロスズメバチにおける早期の繁殖虫生産の適応的意義」がInsectes SociauxのHighlight articleに選出されました.この論文の解説記事「より早く,より太っているのが良い場合」が合わせて出版されました.
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2024.9.12進化生態学研究室の黒田一樹さん(2024年博士前期課程修了),黒田剛広さん(2018年博士前期課程修了)らの論文「ハリガネムシによる寄主配偶行動の性依存的操作」がBehavioral Ecologyに掲載されました.雄カマキリに寄生したハリガネムシは,寄主の配偶行動を抑制すると共に,雌カマキリに対して攻撃的にふるまうように操作し,寄主雄が雌に共食いされて自らも死亡するリスクを回避していることを明らかにしました.
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2024.8.20源研究室の平山一槻さん(博士後期課程)の論文「環境中のDNAメチル化の安定性と魚類の産卵行動の追跡における有用性」がMolecular Ecology Resourcesに掲載されました.環境DNAのメチル化状態を調べることで,魚類の産卵のタイミングを把握することができることを実験的に示した論文です.
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2024.8.5進化生態学研究室の西野大翔さん(2024年博士前期課程修了),森本幸太郎さん(2013年博士前期課程修了)らの論文「性的共食いする一夫多妻のカマキリにおける雄の配偶者防衛」がBehavioral Ecology and Sociobiologyに掲載されました.交尾中に雌に共食いされた雄は,交尾器の結合を強化し,交尾時間を延長することで,ライバル雄に対する配偶者防衛を共食いされなかった雄と同程度に行えることを明らかにしました.
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2024.7.17兵庫県立大学の中濱直之准教授と生物多様性研究室の矢井田友暉さん(博士後期課程),丑丸敦史教授らの論文「繁殖途絶への道: ほぼ絶滅状態のチョウの飼育集団における標本サンプルを用いた近交弱勢の発現過程の解明」がBiological Conservationに掲載されました.小笠原諸島固有のオガサワラシジミの保全のため環境省などが行った域外保全事業で,少ない創始個体数で交配を重ねた結果,遺伝的多様性が失われ繁殖途絶が起こったことを示した研究です.
プレスリリース(神戸大学)・NHKニュース・朝日新聞 -
2024.7.10生物多様性研究室の矢井田友暉さん(博士後期課程),丑丸敦史教授,筑波大学山岳科学センターの田中健太准教授らによる論文「スキー場草原における植物の多様性再生に対する種子散布制限の負の遺産効果」がEcology and Evolutionに掲載されました.スキー場として維持管理される半自然草原では,種子散布が限られるため草原性植物の多様性再生が遅れることを示した研究です.
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2024.7.4進化生態学研究室の高見泰興教授らの論文「繁殖干渉下で共存するオオオサムシ亜属のハビタット利用の種間差と頻度依存性」がPopulation Ecologyに掲載されました.アオオサムシとの種間交尾を通じて繁殖干渉を受けるシズオカオサムシは,アオオサムシが多い微生息場所を柔軟に回避することで共存を可能にしていることを明らかにしました.
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2024.6.28佐藤研究室の瀬川智明さん(2023年博士課程修了), 伊藤光平さん(2023年博士課程修了)らによる論文「高波数および低波数3次元ラマンマッピングによるポリカプロラクトンの海洋分解挙動の可視化」がACS Applied Polymer Materialsに掲載されました.低周波数領域を含む3Dラマンマッピングによりプラスチックの海洋分解過程の様子を可視化することに成功しました.
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2024.6.27進化生態学研究室の寺田夏蓮さん(2023年博士後期課程修了),古本知奈美さん(博士前期課程)らの論文「空間制限下における巨大雄交尾器の発生」がEvolution & Developmentに掲載されました.X線マイクロCT解析により,ドウキョウオサムシの巨大な交尾器が,蛹の発生過程で空間的な制限を受けながらどのように形成されるのかを明らかにしました.
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2024.6.11佐藤研究室の丸山陽大さん(2024年博士前期課程修了)の論文「低波数領域の振動分光法と量子化学計算によるポリトリメチレンテレフタレートのメチレン基の数に起因する結晶構造への影響」がMacromoleculesに掲載されました.繰り返し単位中のメチレン基数の偶奇性と構造との関係を低波数領域の振動分光法を用いて明らかにした研究です.
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2024.6.11第271回環境自然科学セミナーが開催されます.今回は,放射性炭素年代測定に関する話題です.
加速器質量分析を用いた高精度放射性炭素年代測定
宮入陽介(東京大学大気海洋研究所・特任助教)
2024年6月14日(金) 16:00-17:00
神戸大学人間発達環境学研究科 G306教室(鶴甲第2キャンパス)
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2024.6.7非線形物理学研究室の小谷野由紀助教らの論文「酵素反応がもたらす混雑したコロイド粒子系における拡散挙動への影響」がPhysical Review Eに掲載されました.コロイド粒子が分散した系において周囲液体やコロイド表面で酵素反応を起こすと,コロイド粒子が拡散しやすくなることを実験的に示しました.さらに,粒子同士の排除体積効果と酵素反応を導入した粒子モデルを用いて,実験でみられた結果を理論的に検討しました.
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2024.5.26源研究室の橋本渚さん(2024年博士前期課程修了)の論文「大阪湾におけるスナメリの環境DNA検出」がConservation Genetics Resourcesに掲載されました.海事科学研究科などとの共同研究の成果で,小型の鯨類であるスナメリの分布を調べる手段として環境DNA分析系を開発した内容を報告しました.
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2024.5.16源利文教授が令和5年度土木学会環境賞を受賞しました.大成建設(株)と共同で行った,環境DNAを活用した生物モニタリング手法の構築と現場への適用が,環境の保全・改善・創造に資する新技術開発・概念形成・理論構築等に貢献した先進的な土木工学的研究であると評価されました.
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2024.5.13第270回環境自然科学セミナーが開催されます.今回は,植物系統学から見たキクの多様性に関する話題です.
植物の多様性と進化を理解するための植物系統学
金貞成(キム ジョンソン)(韓国忠北大学 農業生命環境大学 山林学科)
2024年5月22日(水) 15:10-16:40
神戸大学人間発達環境学研究科 B101教室(鶴甲第2キャンパス)
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2024.5.7惑星システム研究室の黒澤耕介准教授, 国立天文台の松本侑士研究員, 海洋研究開発機構の荒川創太研究員による論文「衝撃波中の塵の衝突によるコンドリュールの破壊」がThe Astrophysical Journalに掲載されました. コンドリュールは地上で発見されるコンドライト隕石の体積の多くの部分を占め,太陽系の最初期に形成された球粒です. 「衝撃波加熱モデル」と呼ばれるコンドリュール形成機構において, コンドリュールになりきれなかった破片(塵)がコンドリュールを破壊してしまう可能性があることを指摘し, その条件を求めた研究です.
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2024.4.30惑星システム研究室の黒澤耕介准教授と北海道大学低温科学研究所の木村勇気教授らによる論文「小惑星リュウグウの宇宙風化作用に伴う非磁性木苺状組織と鉄ナノ粒子」がNature Communicationsに掲載されました. 小惑星リュウグウから持ち帰られた試料の表面を電子線ホログラフィーで調べた結果, 宇宙塵の高速度衝突によって形成されたと見られる, 非磁性の木苺状の組織とそれを取り囲む鉄ナノ粒子が見出されました. 鉄ナノ粒子は天然の磁気記録媒体であるため, 初期太陽系内の磁場情報を記録している可能性があり,今後の研究の進展が期待されます.
プレスリリース(神戸大学) -
2024.3.22惑星システム研究室の黒澤耕介准教授らによる論文「チタン磁鉄鉱を含む玄武岩が衝撃残留磁化を獲得する際の圧力と温度の影響」がJournal of Geophysical Research Planetsに掲載されました.火星の地殻にも含まれる玄武岩に対する高速度衝突実験を実施し,内部に生じた圧力,温度と残留磁化強度の関係から,かつて磁場を持っていた火星では衝撃残留磁化が衝突クレータ周辺に広範に残される可能性を示しました.
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2024.3.8近江戸研究室のChannarong Sartsangaさん(2022年博士後期課程修了,現タイ国BIOTECポスドクフェロー)らによる論文「高圧電子顕微鏡を用いたクロマチン構造タンパクトポイソメラーゼIIの局在性と定量的解析」がMicronに掲載されました.植物染色体の構造に関するタンパク質TopoIIαの抗体を用いたナノゴールド免疫染色法を初めて適用し,TopoIIαの局在性と定量から植物染色体の超微細構造を解析した論文です.
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2024.3.7光合成機能研究室の蘆田弘樹教授が,神戸大学先端バイオ工学研究センターの蓮沼誠久教授の研究グループ,静岡大学の大林龍胆助教らと行った共同研究の成果「光合成バクテリア・シアノバクテリアにおいてグリコーゲン合成欠損は細胞外グルタミンへの炭素分配を促進する」がCommunications Biologyに掲載されました.光合成細菌の一種であるシアノバクテリアにおいて,光合成で獲得した炭素の貯蔵物質グリコーゲンの合成を欠損させた場合の炭素の行き先を明らかにしました.
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2024.3.7佐藤研究室の上野那美さん(元佐藤研PD, 現立教大学助教)らによる論文「低波数ラマンイメージングによるポリ(R)-3-ヒドロキシブチレート/ポリ乳酸の等温結晶化と相分離過程の可視化」がSpectrochimica Acta Part A: Molecular and Biomolecular Spectroscopyに掲載されました.相溶系ポリマーブレンドの相分離と結晶化の同時進行の様子をラマンマッピング法を用いて可視化することに成功した研究です.
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2024.3.7佐賀達矢助教らによる論文「社会性狩り蜂シダクロスズメバチにおける早期の繁殖虫生産の適応的意義」がInsectes Sociauxに掲載されました,シダクロスズメバチでは働き蜂の数が多い巣ほど早くから女王蜂生産を始め,早い時期に生まれた女王蜂ほど越冬期の生存率が高く,越冬後の体重も重く,適応的であることを示した研究です.
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2024.3.6生物多様性研究室の中田泰地さん(博士後期課程)らによる論文「東アジアのメガシティにおいて都市開発に伴う生育地の多様化はツユクサの遺伝構造にわずかに影響を与える」がEcology and Evolutionに掲載されました.里山と都市の多様性な生育地のツユクサ集団の遺伝的な特徴を比較し,都市開発は本種の遺伝的多様性や遺伝構造にあまり影響を与えていないことを示した研究です.
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2024.2.29第269回環境自然科学セミナーが開催されます.今回は,生物多様性保全におけるさまざまな視点に関する話題です.
SDGs時代の人と自然:ローカルとグローバルをどう繋ぐか?
笠田実(東北大学大学院生命科学研究科・日本学術振興会国際競争力強化研究員)
2024年3月13日(水) 13:20-14:50
神戸大学人間発達環境学研究科 B208教室(鶴甲第2キャンパス)
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2024.2.26惑星環境研究室の玉井伸幸さん(2022年学部卒業)らによる論文「γ線照射した合成イソプロピルアミンシリカクラスレートに見られる水素原子」がRadiation Physics and Chemistryに掲載されました.500µm程の単結晶イソプロピルアミンシリカクラスレートの合成に成功し,γ線照射後にみられる水素原子が関与する反応を明らかにしました.
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2024.2.21生物多様性研究室の平岩将良さん(2017年博士後期課程修了)らによる論文「種多様性よりも機能的多様性の喪失が群集内での形質マッチグングおよび送粉機能を減少させる」がFunctional Ecologyに掲載されました.送粉者の機能的多様性の減少は,花と送粉者の形態マッチングを群集規模で低下させ,植物群集への送粉サービスを減少させることを実証した研究です.
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2024.2.3源研究室と生物多様性研究室の共同研究の成果「マルチコピー核DNAマーカーを用いた西日本におけるオオサンショウウオ分布の高感度かつ効率的な調査」がLimnologyに掲載されました.オオサンショウウオの環境DNA検出用の新たな高感度アッセイを開発し,西日本の広域に渡る調査を行った結果を報告したもので,日髙舜介さん(2017年博士前期課程修了)の修士論文をベースに徐寿明さん(2021年博士後期課程修了:現龍谷大学)が解析を加えてまとめたものです.
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2023.12.27光合成機能研究室の蘆田弘樹教授と,神戸大学先端バイオ工学研究センターの蓮沼教授グループ,静岡大学の大林龍胆助教らとの共同研究成果「ppGppの蓄積は,2-オキソグルタル酸レベルに影響を及ぼすことでグローバルに窒素恒常性を調節するNtcAレギュロンの発現を低下させる」がCommunications Biologyに掲載されました.光合成細菌の一種であるシアノバクテリアにおいて,警告物質が窒素利用を制御する際の作用メカニズムを解明しました.
プレスリリース(神戸大学) -
2023.12.7生物多様性研究室の中田泰地さん(博士後期課程)らによる論文「都市-里山傾度におけるツユクサの形質変異:表現系可塑性と遺伝分化の貢献」がPlant Biologyに掲載されました.都市のツユクサ集団では,都市環境への可塑的応答として里山の集団よりも植物体が大型化していることと,遺伝的(進化的)反応として個体あたりの葉数が減少していることを示唆した論文です.
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2023.11.28徐寿明氏(2021年博士後期課程修了)による,第268回環境自然科学セミナーが開催されます.環境DNAから一歩進んだ環境RNA解析に関する話題です.
大型生物を対象とした環境RNAの利用可能性を高めるために取り組んできたこと
徐寿明(龍谷大学先端理工学部・日本学術振興会特別研究員)
2023年12月21日(木) 10:40-12:10
神戸大学人間発達環境学研究科 B104教室(鶴甲第2キャンパス)
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2023.11.22源研究室の大藪愛紗さん(2023年学部卒業)らによる論文「人工夜間光が野生魚類群集に及ぼす影響:操作実験と環境DNAを用いた種組成分析」がEnvironmental Advancesに掲載されました.新たな環境問題として注目される人工的な夜間光による「光害」が魚類群集にどのような影響を与えるのかを,野外における操作実験と環境DNAメタバーコーディングを組み合わせて調査した論文です.
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2023.11.8源研究室の矢野七虹さん(学部3年生)らによる論文「ナメクジウオ,ホヤ,ヒトのグロビンの進化的関係の比較は,遺伝子の流用と収斂進化の証拠を提供する」がInternational Journal of Molecular Sciencesに掲載されました.ホヤのグロビン遺伝子の配列解析や発現解析を通じて,脊索動物における同遺伝子の進化について議論した論文です.神戸大学が実施機関であるグローバルサイエンスキャンパス企画のROOTプログラムに高校生として参加し,主に甲南大学で実施した研究をもとに,神戸大学などで追加実験を行って完成したものです.
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2023.11.7佐藤研究室の高嘉誠さん(博士後期課程)と丸山陽大さん(博士前期課程)が,2023年度日本分光学会年次講演会(2023年10月5日)で若手ポスター賞を受賞しました.
高嘉誠「Study on Brill transition and crystalline properties of polyamide using multiple spectroscopic techniques」
丸山陽大「テラヘルツ分光法と量子化学計算による ポリトリメチレンテレフタレートの高次構造解析」 -
2023.11.610月1日付けで着任された黒澤耕介准教授による,第267回環境自然科学セミナーが開催されます.天体衝突に関する物理過程と,天体からのサンプル採集に関する話題です.
天体衝突を切り口とする宇宙環境学:火星圏の事例
黒澤耕介(神戸大学 人間発達環境学研究科)
2023年11月8日(水) 15:10-16:40
神戸大学人間発達環境学研究科 B208教室(鶴甲第2キャンパス)
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2023.10.18近江戸研究室の下舞陽菜さん(博士前期課程)らによる発表が、チェコで開催かれた国際学会Plant Chromosome Biologyでポスター賞を受賞しました.発表タイトルは「Urban environments, chromosome formula and polyploidization in two Commelina species」です.ツユクサの倍数性と都市適応に関しての研究が高く評価されました.
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2023.10.14源研究室の國政祐太さん(博士前期課程)が日本陸水学会第87回大会で最優秀ポスター発表賞を受賞しました.発表タイトルは「環境DNA分析を用いたニホンウナギのハビタット推定」です.環境DNA分析を動物のハビタット選好性に応用したことの新規性が高く評価されました.
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2023.10.14源研究室の呉盧漢さん(2023年博士後期課程修了)らによる論文「定量環境DNAメタバーコーディングによる複数魚種のモニタリング」がMolecular Ecology Resourcesに掲載されました.2年間にわたる継続的な定量環境DNAメタバーコーディングによって,水域に生息する魚種の活動期や繁殖期を網羅的に把握できることを野外で実証的に示した論文です.
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2023.10.10第265, 266回環境自然科学セミナーが開催されます.ドレスデン工科大学からの発表者をお招きした国際学術セミナーの2題です.
ドレスデン工科大学での自然科学研究ならびに教育システム
Nicola Schmidt, Woorin Kim(ドレスデン工科大学)
2023年10月23日(月) 10:40-12:10
神戸大学人間発達環境学研究科 F151教室(鶴甲第2キャンパス)
ゲノム情報で上質ワインを育成する
Stefan Wanke(ドレスデン工科大学)
2023年11月16日(木) 15:40-16:40
神戸大学人間発達環境学研究科 F151教室(鶴甲第2キャンパス) -
2023.10.5惑星環境研究室のKhalif Benzidさん(招へい外国人研究者)らによる論文「γ線照射した石英に生成するE'中心の熱安定性:ESRを用いたマイヤー・ネルデル法則に基づく研究」がJournal of Luminescenceに掲載されました.放射線照射により石英に生成する点欠陥の一つE'中心はESR年代測定や被熱評価,起源推定に用いられていますが,熱的に挙動が異なる二種類のE'中心があること,それらはマイヤー・ネルデルの法則に従う活性化エネルギーを持つことを明らかにしました.
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2023.10.2惑星環境研究室の論文が3報発表されました.
横山優花さん(2021年博士前期課程修了)らによる論文「ガンマ線照射した千葉石で見られた有機ラジカルを介した水素移動現象」がRadiation Protection Dosimetryに掲載されました.クラスレートハイドレートで報告されていたゲスト分子とラジカル間での水素移動現象が,異なる骨格でつくられたシリカクラスレートでも起こることを明らかにしました.
小林稜さん(2020年博士前期課程修了)らによる論文「大阪湾近傍の花崗岩や花崗閃緑岩に含まれる石英のESR信号を用いた沖ノ瀬の砂の起源についての研究」がRadiation Protection Dosimetryに掲載されました.大阪湾にある沖ノ瀬の砂(石英粒子が主成分)は淡路島の花崗岩や花崗閃緑岩,六甲花崗岩に近い値を示し,布引花崗閃緑岩や加古川流域の花崗岩とは異なることを明らかにしました.
谷篤史准教授と岡山理科大学の豊田新教授らによる共同研究の論文「歯のエナメル質標準試料の線量応答に基づくEPR被曝線量評価の研究室間比較」がRadiation Protection Dosimetryに掲載されました.歯のエナメル質を用いた被曝線量評価を行う際のばらつきを7つの研究室間で比較したほか,事故などの際に未知の線量を求めるための方法を提案しました. -
2023.9.27源研究室の邬倩倩さん(学術研究員)らによる論文「気候変動下における2種の淡水性生物種の環境DNA分布の相反する傾向」がEcosphereに掲載されました.琵琶湖における2種の底生生物の分布が気候変動下で逆の増減トレンドを示すことを環境DNA分析と環境モデリングによって示唆した論文です.
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2023.9.21Tulika Sharma博士(元佐藤研PD, 現ユーリッヒ中性子科学研究センター),佐藤春実教授,関西学院大学他による共同研究論文「X線反射率および赤外分光法によるSiO2上のポリビニルフェノール超薄膜の緩和挙動に及ぼすOH基の水素結合の影響」が,The Journal of Physical Chemistry Bに掲載されました.ポリマー超薄膜におけるOH基の分子内・分子間水素結合の様子を詳細に調べた論文です.
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2023.7.28佐賀達矢助教が共著者として参加した論文「ミツバチと社会性カリバチは巣作り上の問題に対して収束的な建築的解決に到達する」がPLOS BIOLOGYに掲載されました.1億7900万年前に共通祖先から分岐したミツバチ属とクロスズメバチ属では,巣作りの途中で六角形の育房(幼虫を育てる部屋)が規則正しく並べられない問題が生じた時に,どちらも同様に五角形や七角形の育房を作ってその問題を解決していることを明らかにしました.
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2023.7.26惑星環境研究室の嶋田仁さん(2020年博士前期課程修了,現大阪大学)らによる論文「中性子準弾性散乱を用いた臭化テトラブチルアンモニウムハイドレートにおける水分子の高速運動に関する研究」がApplied Physics Lettersに掲載されました.セミクラスレートハイドレートという水和物に含まれる水分子の運動を中性子で観測したところ,臭化物イオン周りの水分子は水素結合を素早く組み替えていることがわかりました.
プレスリリース(神戸大学) -
2023.7.20佐賀達矢助教が大韓民国の済州島で開催されたThe 10th EAFES International Congressの市民科学と環境教育セッションにてBest Presentation Award (Oral)を受賞しました.発表タイトルは「伝統的昆虫食を理解する:日本の高校生のための環境教育プログラム」です.
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2023.6.30非線形物理学研究室の小谷野由紀助教が共著者として関わった論文が2本出版されました.
トレント大学 Richard J.G. Löffler博士,ポーランド科学アカデミー Tomasz Rolinski博士,Jerzy Gorecki教授,千葉大学 北畑裕之教授らとの共著論文「シンプルな樟脳船にみられる複雑な動き」がPhysical Chemistry Chemical Physicsに掲載されました.抵抗係数を変化させた際に,1次元上を動く樟脳船の運動が静止状態から速度が振動する運動状態,さらに等速運動状態へ遷移していくことを,実験と理論の両面から明らかにしました.
千葉大学 北畑裕之教授との共著論文「相互作用する2つの自発回転子にみられる同期現象の数理」がPhysical Review Eに掲載されました.濃度場を介して相互作用する自発回転素子に見られる同期現象を理論的・数値的に明らかにしました. -
2023.6.8生物多様性研究室の丑丸敦史教授と兵庫県立大学の中濵直之講師,北海道大学の倉田正観助教らによる共同研究論文「日本の半自然草地の生物多様性保全への遺伝解析の貢献」が招待総説論文としてPlant Species Biologyに掲載されました.日本国内の半自然草地性の動植物の保全に遺伝学的な研究がどのように貢献しうるのか,既存研究をまとめて紹介した総説です.
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2023.6.4第264回環境自然科学セミナーが開催されます.今回は,自然環境への適応がもたらす昆虫のさまざまな進化についてです.
フィールドワークから読み解く甲虫オサムシの自然史
奥崎穣(大阪公立大学)
2023年6月7日(水) 15:10-16:40
神戸大学人間発達環境学研究科 B104教室(鶴甲第2キャンパス) -
2023.5.27環境自然プログラムの2年生とプログラムに興味のある1年生向けに,4年ぶりにセミナーと懇親会を行いました.
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2023.5.25素粒子・宇宙線研究室が推し進めている,宇宙ガンマ線精密観測実験GRAINE計画での2023年オーストラリア気球実験が成功し,その成果を神戸大学の研究ニュースとして発表しました.
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2023.5.24佐賀達矢助教が共著者として参加した論文「高校の教科横断的授業における原風景地図の活用」が環境教育に掲載されました.高校生と外国人(留学生及び海外の研究者)の間で,自らが描いた原風景地図を利用して交流することによって,自然環境や文化多様性の相互理解に関する教育効果が生じることを示しました.
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2023.4.12第263回環境自然科学セミナーが開催されます.今回は,細胞遺伝学から見た被子植物のゲノムの進化についてです.
The evolution of the Angiosperm genome from the cytogenetic point of view
Natalia Borowska-Zuchowska (The University of Silesia in Katowice, Poland)
2023年6月6日(火) 13:20-15:10
神戸大学人間発達環境学研究科 F151教室(鶴甲第2キャンパス) -
2023.4.10新年度が始まりました.環境自然科学プログラムには20名の新2年生が新たに加わりました.
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2023.4.6進化生態学研究室の寺田夏蓮さん(2023年博士課程修了)の論文がEvolution & Developmentの最も引用された論文に,里見太輔さん(2019年博士課程修了)の論文がEntomological Scienceの最もダウンロードされた論文に,それぞれ選ばれました.
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2023.3.31生活環境論の青島一平さん(博士後期課程),佐藤真行教授と,中尾遼平さん(源研究室学術研究員,当時),源利文教授,丑丸敦史教授の共同研究「日本の都市河川における生物多様性に対する多様な好み:eDNAと満足度データを用いた分析」がCity and Environment Interactionsに掲載されました.幼少期に自然体験の多い都市市民は多様性の高い川に対する満足度が高くなる一方で,自然体験の少ない市民は多様性が少なく周辺が開発されている川をより好むことを明らかにした学際研究です.
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2023.3.29生物多様性研究室の瀬尾夏未さん(博士前期課程)の卒業論文「複雑花をもつスペシャリスト媒雌雄異株における性的二型」がAmerican Journal of Botanyに掲載されました.雌雄異種植物であるカラスウリの花形質にみられる性的二型とその進化要因について研究した論文です.
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2023.3.28生物多様性研究室の学生が第70回日本生態学会大会(3/17)にて以下の賞を受賞しました.
ポスター賞優秀賞
佐藤秋周さん(博士前期課程) 「花形態の複雑化が開花密度-繁殖成功関係へもたらす影響」
中野崇平さん(博士前期課程) 「オニタビラコ2亜種の都市-里山間における種子散布能力と空間的分布の比較」
増田祐季さん(学部4回生) 「カリガネソウの曲がる花茎は雄の繁殖成功を高める」
「いいね!」賞
瀬尾夏未さん(博士前期課程) 「ジェネラリスト送粉者は、個体レベルではスペシャリストであるのか?」 -
2023.3.24源研究室が,神戸市の主催する神戸SDGs奨励賞を受賞しました.神戸の水域における環境DNAを用いた生物調査を主導したことが評価されました.
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2023.3.7惑星環境研究室の嶋田仁さん(2020年博士前期課程修了,現大阪大学)らによる共同研究の論文「臭化テトラブチルアンモニウム(TBAB)ハイドレートにおけるプロトン伝導」がSolid State Ionicsに掲載されました.単結晶TBABハイドレートの電気化学測定を行い,プロトンが電気伝導を担うキャリアであることを示しました.
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2023.3.2源研究室の坂田雅之さん(2021年博士後期課程修了,現北海道大),竹下大輝さん(2021年博士前期課程修了),西澤崚平さん(2022年博士前期課程修了)らによる論文「希少種の効率的な環境DNA検出法:オオダイガハラサンショウウオのケーススタディ」がAnalytical Sciencesに掲載されました.目的や予算に応じて検出法を使い分けることが有効であることを示した論文です.
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2023.2.9源研究室の邬倩倩さん(博士研究員)と源利文教授の論文「海水試料からのマクロ生物環境DNAの回収率の向上」がAnalytical Sciencesに掲載されました.実験プロトコルの少しの変更で環境DNA回収率が大きく向上することを報告した論文です.
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2023.2.7卒業論文発表会と修士論文発表会が,以下の予定で開催されます.
2022年度環境自然科学プログラム卒業論文発表会
日時:2月13日(月) 9:00-17:30
場所:鶴甲第2キャンパス F257教室
2022年度自然環境論コース修士論文発表会
日時:2月16日(木) 8:40-18:30
場所:鶴甲第2キャンパス F257教室
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2023.2.1進化生態学研究室の寺田夏蓮さん(博士後期課程),高橋颯吾さん(2015年博士前期課程修了)の論文「オオオサムシ亜属における雄交尾器の誇張と多様化に対する機能的,遺伝的,構造的制約」がEntomological Scienceに掲載されました.イワワキオサムシ,マヤサンオサムシ,ドウキョウオサムシの形態変異の解析により,ドウキョウオサムシの巨大な雄交尾器は,機能的制約の緩和によって誇張された結果,構造的制約に達していることを示しました.
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2022.12.2312月20日に開催された若手フロンティア研究会2022(神戸大学)で,佐藤研究室の瀬川智明さん(博士前期課程)が極低温部門賞を受賞しました.発表タイトルは「ラマン分光法を用いたPCLの海洋分解過程の観察」です.
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— 神戸大学大学院人間発達環境学研究科公式アカウント (@ningenhattatuk1) December 22, 2022 -
2022.12.21生物多様性研究室の平山楽さん(博士前期課程)の論文「2種のヒゲナガハナバチ類の生息地選好性は農地の景観変化への反応に影響する」がJournal of Apicultural Researchに掲載されました.森林性のニホンヒゲナガハナバチは水田における圃場整備や周辺の都市化によって減少する一方で,撹乱地を好むシロスジヒゲナガハナバチは増加することを明らかにした論文です.
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2022.12.12梅村界渡さん(2012年度博士後期課程修了,現人間環境学専攻研究員)が共著者として参加した論文が2報出版されました.
「種個体数分布のための一般的枠組み:コモンネスとレアリティを説明するために形質と分散をむすぶ」がEcology Lettersに掲載されました.個体群動態の形質ベース動力学的モデルを提案し,個体数の時間変化率(増殖率および種プールとの間の移動率)の形質変数依存性によって,局所的な群集集合における多種共存と個体数統計を数理的に説明しました.
「状態方程式が多様性,生産性,個体数,およびバイオマスを統合する」がCommunications Biologyに掲載されました.最大エントロピー法および代謝スケーリング則に基づいて,生物群集の巨視的状態を表す代表的な変数(対象群集内の種数,相対代謝率,個体数,相対バイオマス)の間の近似的関係式を数理的に導出し,その妥当性を実データとの比較によって検討しました. -
2022.12.8惑星環境研究室の谷篤史准教授と横浜国立大学の癸生川陽子准教授,小林憲正名誉教授,東京工業大学の依田功主任技術専門員らによる共同研究の論文「初期太陽系の小惑星水環境におけるγ線によるアミノ酸生成」がACS Central Scienceに掲載されました.小惑星内部の氷が溶けてできた水環境において,放射線によるアミノ酸生成が促進されることから,こうしたアミノ酸が原始地球にもたらされた可能性を示しました.
プレスリリース(神戸大学) -
2022.12.8矢野七虹さん(学部2年生)が,日本女性科学者の会第14回学術大会(12/4)で学生優秀発表賞を受賞しました.発表タイトルは「発現組織から考察するホヤグロビン遺伝子の役割」です.
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2022.12.112月1日付で,佐賀達矢助教(生物環境分野)が着任されました.
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2022.11.23進化生態学研究室の西村太良さん(博士後期課程)の論文「生殖的形質置換と個体群レベルの種間交尾コストの関係」がBiological Journal of the Linnean Societyに掲載されました.種間の二次的接触に伴う生殖的形質置換の過程で,個体群レベルの種間交尾コストは必ずしも減少しないことを,マヤサンオサムシとイワワキオサムシを用いて明らかにしました.これは,生殖的形質置換が個体群レベルの選択で生じるというTempleton効果への反証を提示する研究成果です.
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2022.11.21源研究室の邬倩倩さん(学術研究員)が,環境DNA学会主催「あなたが主役のワークショップ」(11/19)でポスター発表賞(優秀賞)を受賞しました.発表タイトルは,「環境DNAメタバーコーディングによる深海無脊椎動物の検出」です.
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2022.11.11進化生態学研究室の夏天さん(博士後期課程)らの論文「カスケード強化に伴う交尾器形態の分化による生殖隔離」がJournal of Evolutionary Biologyに掲載されました.種間の二次的接触によって生じた種内個体群間の交尾器形態変異が,雌雄交尾器の不一致に起因する機械的生殖隔離をもたらすことを,マヤサンオサムシを用いて明らかにしました.国立科学博物館,東京大学,京都大学との共同研究です.
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2022.11.9源研究室の呉盧漢さん(博士後期課程)らの論文「核およびミトコンドリア環境DNA濃度とその比を用いた魚類の産卵行動の推定」がFreshwater Biologyに掲載されました.環境DNA分析によって魚類の産卵行動を高い時空間的分解能で推定可能であることを示した論文です.
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2022.11.8第262回環境自然科学セミナーが開催されます.今回は,ウナギの繁殖に関する最新の話題です.
ニホンウナギ産卵場調査の新展開
竹内 綾 (東京大学大学院農学生命科学研究科 水産資源学研究室 日本学術振興会特別研究員PD)
2022年11月17日(木) 10:40-11:40
Zoomによる遠隔開催(接続情報は源までお問い合わせください) -
2022.9.27関西の複数の大学の学生が集まり,松本奈々さん(学部2年生)がメンバーとして参加しているRe.colab KOBEによる発表が,神戸市環境局が募集した神戸ゼロカーボンアイデアにて最優秀賞を受賞しました.発表タイトルは「カギケノリを神戸の海で育て,牛の飼料に混ぜることで,ブルーカーボンの取り組みと牛によるメタン発生抑制の二つの効果をはかる」です.
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2022.9.26素粒子・宇宙線研究室の長原翔伍さん(学術研究員)らの論文「多方向ミュオグラフィによる伊豆東部火山群大室山スコリア丘の3次元密度トモグラフィ」が,Bulletin of Volcanologyに掲載されました.宇宙線ミュオンを使って,火山の内部構造をCTのように立体的に明らかにした論文です.
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2022.9.21佐藤研究室の論文が3報発表されました.
浅野寛人さん(2022年度卒業生),上野那美さん(学術研究員)の論文「低波数領域を含むラマン分光法と二次元相関分光法を用いた水の温度による構造変化の研究」が,Journal of Raman Spectroscopyに掲載されました.水のラマンスペクトルの高波数領域と低波数領域を解析することで,構造水の振動モードを詳細に調べた論文です.
佐藤春実教授とポーランドヤゲヴォ大学のBrela博士,Wojcik教授らとの共同研究論文「ボルン・オッペンハイマー分子動力学法を用いたポリビニルフェノールにおける水素結合のダイナミクスの研究」がChemical Physics Lettersに掲載されました.高分子材料の水素結合による安定化の役割を,計算によって理解する可能性を示した論文です.
佐藤春実教授とインペリアルカレッジとの共同研究論文「分光イメージングとDSCによるPHB/PLLAブレンドの等温結晶化過程におけるブレンド成分のTmの影響」がPolymerに掲載されました.2019年のインペリアルカレッジ短期研修から続く共同研究の成果です. -
2022.9.16小谷野由紀助教が共著者として参加した論文が2報出版されました.
「表面張力によって駆動される能動・受動粒子ペアの運動」がPhysical Review Eに掲載されました.横毛管力によってペアを形成した能動・受動粒子が表面張力勾配によって自己駆動運動するとき,パラメータによって運動様相に定性的な変化が見られることを見出し,それが分岐構造によって説明できることを示しました.
「円形領域内の長方形自己駆動粒子の運動にみられる分岐構造」がPhysical Chemistry Chemical Physicsに掲載されました.自己駆動粒子において,粒子形状や粒子の運動できる領域の形状は運動様相に影響することが知られていますが,それらが拮抗するときの自己駆動粒子の運動について実験・数値計算を用いて明らかにしました. -
2022.8.12源研究室の坂田雅之さん(現北海道大学)の論文「アカイエカの異なる発生段階における環境DNAの検出と残存性」がPLOS ONEに掲載されました.様々な感染症を媒介しうる蚊のコントロールに向けて幼虫(ボウフラ)や蛹などの発生の各段階で環境DNAがどれほど検出されるのかを検討した論文です.
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2022.8.3小谷野由紀助教らの論文「往復振動流が引き起こす異常な拡散と移流」がPhysical Review Eに掲載されました.移流と拡散の非自明な協働効果を理論的に明らかにした論文です.
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2022.7.30源研究室の呉盧漢さん(博士後期課程)の論文「魚類の繁殖活動に伴う環境DNA濃度の時空間変化」がEcological Indicatorsに掲載されました.繁殖行動の際に精子などを介して放出される高濃度の環境DNAの時空間的変化を,野外の実験池における人工産卵実験により明らかにした論文です.環境DNA分析による繁殖地の探索などへの応用が期待されます.
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2022.7.27惑星環境研究室の三輪泰大さん(博士後期課程)らの論文「低波数ラマン観察によるテトラブチルアンモニウム塩およびテトラブチルホスホニウム塩水和物の分子間相互作用の解明」が,Moleculesに掲載されました.蓄熱材料として利用されるセミクラスレートハイドレート(SCH) のうち, 代表的な第四級オニウム塩をゲスト物質とする六つのSCHを対象に,低波数Raman分光法を用いた直接観察から分子間およびイオン間相互作用が平衡温度の変化に関係している可能性を示した論文です.佐藤研究室と分子科学研究所との共同研究です.
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2022.7.1環境自然科学プログラムと生活共生科学プログラムの共同研究の成果が論文発表されました.
徐寿明さん(2020年度博士後期課程修了),佐藤真行教授(生活共生科学プログラム),源利文教授,丑丸敦史教授の論文,「COVID-19パンデミック時の日本のメガシティにおける水辺生態系の文化サービスの価値評価」が英国生態学会の国際誌People and Natureに掲載されました.海や川といった水辺がコロナ禍における人々の身体的・精神的な健康の維持・増進のための重要な場であることを示唆した論文です.
プレスリリース(神戸大学) -
2022.5.30環境資源植物研究室の論文が2報発表されました.
Channarong Sartsangaさん(2021年度博士課程修了)らの論文「ヘリウムイオン顕微鏡によるオオムギ単離染色体のクロマチンファイバー構造解析」がChromosome Researchに掲載されました.次世代型高度電子顕微鏡技術を活用したナノオーダーの観察により,植物染色体クロマチンの外部高次構造を明らかにした論文です.
Channarong Sartsangaさん(2021年度博士課程修了),Astari Dwiranti博士(インドネシア大学)らの論文「オオムギ染色体の凝縮維持に対するカルシウムイオン効果」がMicronに掲載されました.電子顕微鏡技術を活用し,植物染色体のクロマチン凝縮に及ぼすカルシウムイオン効果をナノレベルで明らかにした論文です. -
2022.4.8小谷野由紀助教らの論文「n回回転対称性をもつ樟脳粒子の自発運動」がFrontiers in Physicsに掲載されました.自己駆動粒子の形の対称性と運動の相関を理論的に解析した論文です.
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2022.4.7新年度が始まりました.環境自然科学プログラムには22名の新2年生が新たに加わりました.
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2022.3.28源研究室の関係する論文2報が令和3年度日本水産学会論文賞を受賞しました.「環境DNAによって明らかにしたアユと冷水病菌の時空間分布」と「いけすに収容した魚から放出される環境DNAの海洋における分散と分解」の2報で,前者は資源保全のために有益な内容であり産業への波及効果も期待されること,後者は特に被引用件数が多いことが評価されました.
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2022.3.24高見泰興教授(進化生態学研究室)と山平寿智教授(琉球大学)らの論文「大地と生命は共に祖先状態から進化する–Britzらへの返答」がBiology Lettersに掲載されました.昨年発表したメダカ科の起源に関する論文へのコメントに対応し,データと解析を追加して仮説を補強した論文です.
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2022.3.23佐藤研究室の三谷恵里加さん(博士前期課程)の論文「赤外分光法によるけん化度88%と99%のPVAとPMMAブレンドにおける2種類のC=O---HO水素結合とOH---OH水素結合の研究」が,Polymerに掲載されました.ポリビニルアルコール(PVA)とポリメタクリル酸メチル(PMMA)ブレンドの系において,赤外分光法を用いてPVAのけん化度の違いによる分子内・分子間水素結合の様子を詳細に調べた論文です.
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2022.3.16生物多様性研究室の中田泰地さん(博士後期課程)の論文「キキョウの横向き開花は送粉を促進し,雨による花粉のダメージを避ける」がPlant Biologyに掲載されました.キキョウの放射相称花は横向きに咲くことにより,送粉者を多く引きつけると同時に,雨から花粉を守っていることを示した論文です.
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2022.2.24源研究室とRyan Kelly博士の研究室(College of the Environment, ワシントン大学)との間で行われた環境DNAに関する学術交流イベント(2021年3月,神戸大学サイエンスショップ主催)の記録が,神戸大学米州交流室のホームページに掲載されました.源研究室の学生による研究発表が4件含まれています.
さらに,来たる3月4-5日にワシントン大学と神戸大学の学術交流シンポジウム(第1回KULOSシンポジウム)が開催され,3月4日のSession 2には,伊藤真之教授,源利文教授が登壇します. -
2022.2.23佐藤春実教授が分担執筆した, 日本化学会編集のCSJカレントレビュー「赤外線の化学利用―近赤外からテラヘルツまで」が化学同人から出版されました.佐藤春実教授は13章「高分子のテラヘルツおよび低波数Raman分光」を分担執筆しています.カレントレビューシリーズは,大学院生・若手研究者向けに最先端の研究・開発の動向を紹介した本です.
また,佐藤春実教授と関西学院大学の尾崎幸洋名誉教授が編集・執筆した著書「Spectroscopic Techniques for Polymer Characterization: Methods, Instrumentation, Applications」がWILEY-VCHより出版されました.表紙のデザインは佐藤春実教授によるものです. -
2022.2.21源研究室の坂田雅之さん(学術研究員)の論文「両生類を対象とした環境DNAメタバーコーディング検出系の開発と評価」がMetabarcoding and Metagenomicsに掲載されました.両生類を対象とした環境DNAメタバーコーディング検出系を開発し,野外調査での環境DNA分析と従来調査の比較を通して,両生類モニタリングへの有効性を示した論文です.
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2022.2.1卒業論文発表会と修士論文発表会が,Zoomによるオンラインにより以下の予定で開催されます.聴講希望の方は,問い合わせ先までご連絡ください.
2021年度環境自然科学プログラム卒業論文発表会
日時:2月10日(水) 9:00-17:30
問い合わせ先
2021年度自然環境論コース修士論文発表会
日時:2月15日(火) 9:00-17:00
問い合わせ先
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2022.2.1進化生態学研究室関連の論文が2報発表されました.
長田祐基さん(2021年修士課程修了)の卒業研究を,西野大翔さんと黒田一樹さん(2021年度卒業研究生)らが補強した論文「チョウセンカマキリの繁殖フェノロジーと雌の交尾頻度」がEcological Entomologyに掲載されました.2年間の野外調査と遺伝マーカーによる父性解析を組み合わせ,チョウセンカマキリの野外集団における繁殖様式を詳細に明らかにしました.
篠原忠さん(博士研究員)が産業技術総合研究所のプロジェクトに参加した論文「カメノコハムシにおける微生物共生器官の進化動態」がmBioに掲載されました.植物の消化に寄与する細菌の有無と,細菌が共生する消化管内器官の進化を明らかにした研究です. -
2022.1.25源研究室の西澤崚平さん(博士前期課程)の論文「日本の水田におけるヘビの環境DNA検出系の開発」がLandscape and Ecological Engineeringに掲載されました.陸生のヘビ類の環境DNAが水田の水などから検出可能であることを報告するとともに,圃場整備や耕作放棄などといった水田環境の変化が上位捕食者であるヘビ類の減少に関係している可能性を指摘した論文です.
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2022.1.18第261回環境自然科学セミナーが開催されます.今回は,最大エントロピー法による生物学的変数の推定と,自己駆動粒子の数理学的解析についての2題です.
Dynamical Maximum Entropy Theory of Ecology (DynaMETE)の紹介とその展望
梅村 界渡(神戸大・人間発達環境学・部局研究員)
2022年2月2日(水)14:00-15:00
プロペラ型樟脳粒子の自己駆動運動にみられる分岐構造
小谷野由紀(神戸大・人間発達環境学・助教)
2022年2月2日(水)15:00-16:00
人間発達環境学研究科 B212教室
(ハイブリッドで実施予定,遠隔参加を希望される方は谷篤史までお問い合わせください) -
2022.1.111月1日付で,小谷野由紀助教(環境物理学分野)が着任されました.
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2022.1.8生物多様性研究室の邑上夏菜さん(2019年度博士前期課程修了)の修士論文「雄性両全性同株における花の性差:資源制限下での小さく花粉を多く持つ雄花の生産」が,勝原光希さん(2020年3月博士後期課程修了, 現岡山大学助教)との共同研究としてPlant Biologyに掲載されました.資源制限下で作られるツユクサの雄花は,両性花よりも小さいが雄蕊の長さは変わらず,花粉生産量はより多いことを発見した研究です.
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2022.1.8生物多様性研究室の増田佳奈さん(博士前期課程)が,昨年12月19日に行われた日本生態学会近畿地区会例会で奨励賞を受賞しました.発表タイトルは「ツユクサにおける送粉環境に適応した花形質の集団間変異」です.
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2021.12.28これまでの化学分野における貢献が評価され,佐藤春実教授が英国王立化学会のフェローに選ばれました.英国王立化学会は1841年に創立された最も長い歴史を誇る化学の専門学術機関で,世界各国に会員がいます.フェロー選出の栄誉を称えてThe Times誌に氏名が掲載されます.
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2021.12.27進化生態学研究室の篠原忠さん(博士研究員)の論文「排泄物からなる奇妙な盾をもつベニカメノコハムシ幼虫のカニグモによる捕食」がColeopterists Bulletinに掲載されました.成虫の対捕食者防衛形態が進化するような捕食環境において,幼虫は防御盾を持つものの,依然捕食されやすいままの状態にあることを指摘した論文です.
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2021.11.25窪田薫助教と東京大学,産業技術総合研究所,名古屋大学との共同研究論文「長寿二枚貝ビノスガイが破滅的な津波によって大量死していたことの証拠」がRadiocarbonに掲載されました.2011年3月11日に発生した大津波が,岩手県の沿岸部に生息する日本最長寿の二枚貝の大量死を招いていたことを,殻の分析から明らかにした論文です.
プレスリリース(神戸大学) -
2021.11.21源研究室の坂田雅之さん(学術研究員)が,環境DNA学会第4回大会(11/20-21)でポスター賞(優秀賞)を受賞しました.発表タイトルは,「両生類を対象とした環境DNAメタバーコーディング検出系の開発と評価」です.
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2021.11.13進化生態学研究室の朴容煥さん(2017年博士課程修了,現National Institute of Forest Science, Korea)の論文「韓国の山地における局所的なオサムシ科群集では時間的変動が卓越する」がInsectsに掲載されました.3つの山の9地点において5年間にわたり継続した定点調査の結果から,群集組成の時空間変動を解析した研究です.
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2021.11.11高見泰興教授(進化生態学研究室)が参加した国際共同研究プロジェクト(代表:曽田貞滋教授(京都大学))の論文「オサムシ亜科の全球分散と多様化」がMolecular Phylogenetics and Evolutionに掲載されました.南極を除く全ての大陸に分布するオサムシを対象とした大規模な分子系統解析により,ジュラ紀後期以降の大陸移動に伴う多様化過程と,飛翔能力の消失により種の多様化が促進されることを明らかにしました.
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2021.10.28進化生態学研究室の西村太良さん(博士後期課程)の論文「オオオサムシ亜属の交尾器形態における生殖的形質置換」がAmerican Naturalistに掲載されました.マヤサンオサムシの雌雄交尾器形態が,姉妹種イワワキオサムシと分布を接する地域で種間差が増加するように変異していることと,これが種間の生殖隔離が強化されつつある過程にあることを示した論文です.京都大学,東京大学,国立科学博物館との共同研究です.
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2021.10.16源研究室の論文が2報発表されました.
徐寿明さん(2021年3月博士後期課程修了:現龍谷大学)の論文「環境DNAの状態をバイオモニタリングや資源評価への応用につなぐ:遺伝子領域,DNA断片長,粒子サイズの違いを利用して」がEnvironmental DNAに掲載されました.遺伝子マーカーや粒子サイズの違いなどを利用した,環境DNA分析の精緻化に向けた可能性について述べた総説です.徐さんの博士論文の一部に卒業生の高尾健太さん(2021年3月学部卒)のデータを加えています. 徐寿明さん(2021年3月博士後期課程修了:現龍谷大学)の論文「海水試料中の環境DNAの保存における塩化ベンザルコニウムの普遍的な有効性」がLimnology and Oceanography: Methodsに掲載されました.環境DNA保存薬として用いられる塩化ベンザルコニウムが海域のサンプルにも有効であることを示した論文です. -
2021.10.10第260回環境自然科学セミナーが開催されます.今回は,ミュオグラフィによる火山の構造の解析についての話題です.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
多方向ミュオグラフィの開発
長原 翔伍(神戸大・人間発達環境・学術研究員)
2021年10月13日(水)15:10-16:40
鶴甲第2キャンパスB棟208教室
(ハイブリッドで実施,遠隔参加を希望される方はzoomの案内をお送りしますので,谷までご連絡下さい) -
2021.10.7進化生態学研究室の篠原忠さん(博士研究員)の論文「巣穴サイズに依存した狩りバチの獲物選好性がカメノコハムシ類の体サイズへの自然淘汰をもたらす」が,Biological Journal of the Linnean Societyに掲載されました.カメノコハムシ類を専門に狩るアカアシツチスガリが,巣穴に入るサイズの獲物を選んで狩っていることと,それが巣穴よりも大きなカメノコハムシの生存を有利にするような自然淘汰をもたらしていることを,野外調査データから明らかにしました.
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2021.9.24佐藤春実教授と関西学院大学,近畿大学,ポーランドのヴロツワフ大学ほかとの共同研究論文「近赤外分光法とDFT計算によるフェノール溶液中の弱い相互作用と強い相互作用の競合に対する溶媒効果の研究」がPhysical Chemistry Chemical Physicsに掲載されました.フェノールと溶媒との相互作用をモデル化合物の測定や密度汎関数法(DFT)計算を使って詳細に検討した研究です.Back Coverにも選ばれました.
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2021.9.24佐藤春実教授と関西学院大学との共同研究論文「SiO2基板上のポリスチレン超薄膜のフィジカルエージングとガラス転移温度の相関」がPolymerに掲載されました.高分子超薄膜では膜厚緩和挙動がエージング温度により3つに分類され,その温度は超薄膜特有の2つのガラス転移温度と関連することを示した研究です.
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2021.9.17生物多様性研究室の勝原光希さん(2020年3月博士課程修了, 現岡山大学助教)の学位論文の一章「先行自殖率の進化―生態ダイナミクスが繁殖干渉下でニッチ分割を伴わない共存を促進にする」がJournal of Ecologyに掲載されました.ニッチを共有し互いに繁殖干渉しあう植物種でも,優占度の変化と連動した先行自家受粉率の進化により共存が可能になるという,非常に新しい知見を提供する理論研究です.
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2021.9.5進化生態学研究室の篠原忠さん(2020年9月博士課程修了,PD)が,日本昆虫学会第81回大会(9/4-6)においてポスター賞(優秀賞)を受賞しました.
「カメノコハムシ類の体サイズにはたらく自然選択の検出:巣穴サイズ制限を介した狩り蜂の獲物選好性による影響」 篠原忠・高見泰興 -
2021.9.3佐藤研究室の西前篤志さん(2020年度修士課程修了)の論文「テラヘルツおよび低波数ラマン分光法によるグリコール酸/L-乳酸共重合体における共結晶化と分子間水素結合の研究」がMacromoleculesに掲載されました.ポリグリコール酸(PGA)とポリ乳酸の共重合体では,PGAが多い場合にその結晶構造中の水素結合に加えて,共結晶化によりグリコール酸と乳酸の間に新たな水素結合が形成されることを,テラヘルツおよび低波数ラマン分光法により捉えた研究です.
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2021.8.30窪田薫助教が,卓越した業績を挙げた40歳以下の若手研究者に贈られる「神戸大学 優秀若手研究者賞」を受賞しました.2022年1月に受賞式及び研究発表会が行われる予定です.
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2021.8.4高見泰興教授(進化生態学研究室)が参加した国際共同研究プロジェクト(代表:山平寿智教授(琉球大学))の論文「メダカ科魚類は中生代のインド亜大陸に起源する」がBiology Lettersに掲載されました.メダカ科の網羅的な分子系統解析と生物地理解析により,メダカの祖先はユーラシア大陸に衝突する前のインド亜大陸に起源することを明らかにしました.
プレスリリース(神戸大学) -
2021.8.2丑丸敦史教授が共著者として参加した論文「旧北区の草原および他の開放植生の植物多様性の水準評価」がJournal of Vegetation Scienceに掲載されました.バスク大学(スペイン)のIdoia Biurrun博士が,国際草原植生データベースを利用してとりまとめた旧北区の草原,低木植生や乾燥地植生などの開放景観のα多様性を,様々なプロットサイズで比較し, 半自然草原や自然草原において多様性が高いことを示した論文です.
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2021.7.27源利文教授が第21回生態学琵琶湖賞を受賞しました.生態学琵琶湖賞は,水環境に関連する生態学およびその周辺分野における50歳未満の優れた研究者に贈られる賞で,滋賀県によって1991年に創設され,第15回より日本生態学会が実施主体となっています.滋賀県公館で行われた授賞式で,三日月大造滋賀県知事より賞状が授与されました.
プレスリリース(神戸大学) -
2021.7.14源研究室の邬倩倩さん(学術研究員)と坂田雅之さん(学術研究員)の共同筆頭による論文「大規模なアオコの発生する湖沼における環境DNAメタバーコーディングの適用」がLimnologyに掲載されました.富栄養化が進みアオコの大規模な発生が起きている中国の太湖において,魚類の環境DNAメタバーコーディングが可能であることを報告した論文です.
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2021.7.2光合成機能研究室の蘆田弘樹准教授が,美作大学,京都大学ウイルス研究所と行った共同研究の成果「糖尿病モデルマウスに対するヒトチオレドキシン含有レタス経口投与の影響」がFood Science & Nutritionに掲載されました.これまでの研究によって,医療タンパク質と期待されているヒトチオレドキシンの遺伝子をレタスに導入し,葉で生産させることに成功していましたが,今回新たに,このレタスを餌に混ぜて与えることで,糖尿病マウスの病状が改善されることを明らかにしました.今後,糖尿病の食べる薬としての応用が期待されます.
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2021.6.24源研究室の徐寿明さん(2021年3月博士後期課程修了:現龍谷大学)の論文「ダム湖における侵略的外来種の効果的なモニタリングにおける環境DNA分析の有用性」がEcosphereに掲載されました.環境DNAを用いたダム湖におけるオオクチバスやブルーギルなどの外来種のモニタリングの有効性について論じた論文で,福岡有紗さん(2016年3月博士前期課程修了),池田紗季さん(2017年3月学部卒業)の修士論文や卒業論文の内容を発展させてまとめたものです.
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2021.6.3佐藤研究室の能智真央さん(2020年度修士課程修了)の論文「ラマン分光法によるεポリ(L)リジンの吸水による構造変化」がSpectrochimica Acta Part A: Molecular and Biomolecular Spectroscopyに掲載されました.高い吸水性をもつ生分解性高分子が,吸水によりそのマクロな形状を粉末状からフィルム状に大きく変化させる際の構造変化を,ミクロな視点から捉えた研究です.
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2021.6.1土原翔吾君(佐藤研究室2015年博士前期課程修了,現深江化成)が中心となって企画した研究者のインタビュー記事が,朝日新聞にて紹介されました.
「モヤる研究者へ、先達が語ります 神戸の会社が記事配信」
環境自然科学プログラムの佐藤教授と源准教授の記事が掲載されています.研究者を目指す若手にとって,先達がどのように道を切り開いたのかを知る良い機会です.是非ご覧ください.
研究科の紹介ページ -
2021.5.26源研究室の矢指本哲さん(2021年3月博士前期課程修了)と本学理学研究科ほかとの共同研究の成果である論文「土サンプルからの侵略的アリ種(アルゼンチンアリ)の環境DNA検出」がScientific Reportsに掲載されました.土サンプルから昆虫の環境DNAを検出することに成功したことを報告した論文です.
プレスリリース(神戸大学) -
2021.5.25佐藤春実教授とインペリアルカレッジとの共同研究論文「その場観察ATR-FTIRイメージングによるポリヒドロキシブタン酸/ポリ乳酸の分子間相互作用の可視化」がApplied Spectroscopyに掲載されました.2019年のインペリアルカレッジ短期研修での研究成果の第2報です.
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2021.5.18佐藤研究室の那須達郎さん(2020年度修士課程修了)の論文「ラマン分光法による高吸水性樹脂と水との相互作用の研究」が,Spectrochimica Acta Part A: Molecular and Biomolecular Spectroscopyに掲載されました.高吸水性樹脂の3次元網目構造中に閉じ込められた水と,通常の水との違いを,赤外・ラマン分光法を用いて明らかにした研究です.
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2021.4.27窪田薫助教の論文「微少量の炭酸塩試料のホウ素同位体分析における実験中のホウ素汚染の包括的な評価」がChemical Geologyに掲載されました.過去の海水pHと大気CO2を推定する指標として,古気候学の分野で注目されている生物源炭酸塩のホウ素同位体が,実験室内で粒子状/ガス状のホウ素により汚染される過程について,様々な角度から検証した研究です.海洋研究開発機構,株式会社マリンワークジャパン,金沢大学,高知大学,東京大学との共同研究です.
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2021.4.22窪田薫助教が取材に協力した特集記事『進む「海の酸性化」』が,4月18日付け朝日中高生新聞に掲載されました.人為起源の二酸化炭素によって生じた海洋酸性化が,日本近海に生息する造礁サンゴの石灰化にすでに影響し始めていることを,骨格の化学分析から示した研究結果が紹介されました.研究の紹介記事「サンゴが記録した人為起源二酸化炭素の大気放出による海洋酸性化の履歴」もご覧ください.
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2021.4.21進化生態学研究室の里見太輔さん(2019年博士課程修了)の博士論文の一章「フタイロカミキリモドキにおける雄性的形質の誇張に対する制限と多様化」がEntomological Scienceに掲載されました.雄だけがもつ太い後脚の相対成長パターンを個体群間で比較し,脚が太くなることに対する制限のちがいが,脚の太さの個体群間変異をもたらした可能性を示しました.鳴門教育大と琉球大との共同研究です.
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2021.4.20第259回環境自然科学セミナーが開催されます.今回は,太陽系外惑星についての話題です.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
分光連星の星周を公転する巨大ガス惑星の探査
加藤 則行(神戸大学人間発達環境学研究科 ROOTプログラム 学術研究員,理学博士)
2021年4月21日(水)15:30-17:00
Zoomによるリモート講演(ID・パスワードは谷篤史までお問い合わせください) -
2021.4.13生物多様性研究室の石井凛さん(2018年度卒業生)の卒業論文「隣接植物による被覆や被陰が林縁矮小種における送粉者の訪花と繁殖成功を低下させる」がPlant Biologyに掲載されました.里山の林縁や林内に生育するホタルカズラでは,草本や低木に覆われたり,高木の陰になると,受粉量や結実率が減少することを明らかにしました.草地や二次林の管理放棄によって矮小草本の繁殖成功が低下しうることを指摘した研究です.
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2021.4.5源研究室と岐阜高校自然科学部生物班ほかとの共同研究論文「環境DNA解析で明らかになった河川における冷水病菌とアユの時空間的な分布」がFisheries Scienceに掲載されました.環境DNA分析によって感染症の病原体と宿主の関係に迫った研究で,調査,実験,データ解析,論文執筆まで高校生が主導で行った論文です.
プレスリリース(神戸大学) -
2021.4.1ホームページを新しくしました.今後ともよろしくお願いいたします.旧ページはこちらへ.
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2021.3.30武田義明神戸大学名誉教授が編集・執筆された「生態学」が基礎生物学テキストシリーズ8として出版されました.丑丸敦史教授(生物多様性研究室)が2章「生物の適応進化」と8章「生物多様性」を分担執筆しています.大学の一般教養教育の中で使われることを目指した生態学の教科書です.
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2021.3.20生物多様性研究室の増田佳奈さん(博士前期課程)が,第68回日本生態学会ポスター賞(優秀賞)を受賞しました.受賞対象の発表タイトルは「ツユクサの花形質の集団間変異は送粉環境への適応か?:野外調査と栽培実験による検証」です.
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2021.3.11源研究室の徐寿明さんの論文「環境中DNAの状態と水質の複雑な相互作用が環境中DNAの残存性に及ぼす影響」がMolecular Ecology Resourcesに掲載されました.既往の文献のメタ解析によって環境DNAの性質の一端を捉えた研究です.
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2021.3.8惑星環境研究室の嶋田仁さん(博士前期課程)が,第30回日本MRS年次大会における研究発表で奨励賞を受賞しました.受賞対象の発表は「交流インピーダンス法による臭化テトラブチルアンモニウムセミクラスレートハイドレート生成過程のその場モニタリング」です.
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2021.2.27生物多様性研究室の丑丸敦史教授と日下石碧さん(2016博士後期課程修了)と平岩将良さん(2017博士後期課程修了)との共同研究論文「訪花昆虫の体表付着花粉の種数推定法」がApplications in Plant Sciencesに掲載されました.訪花昆虫の体表付着花粉における花粉種数を推定するためにレアファクション解析を行うことを提案した研究です.
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2021.2.5卒業論文発表会と修士論文発表会が以下の予定で開催されます.発表者と指導教員以外の方は,オンラインで参加していただきます.聴講希望の方は,問い合わせ先までご連絡ください.
2020年度環境自然科学プログラム卒業論文発表会
日時:2月10日(水) 9:00-16:45
問い合わせ先
2020年度自然環境論コース修士論文発表会 (詳細追加しました,2/12)
日時:2月16日(火) 8:45-18:45
問い合わせ先
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2021.1.18窪田薫助教が参加した国際プロジェクトによる論文「南極氷山が更新世の氷期の海洋循環を再編成する」がNatureに掲載されました.南極起源の氷山流出が氷期の大西洋子午面循環のモード変化を駆動していたことを,南アフリカ沖の海底堆積物コア中の氷山性砕屑物および底生有孔虫の同位体分析から明らかにしました.国際深海科学掘削計画(通称IODP)第361次航海の成果です.
プレスリリース(神戸大学)
Natureハイライト -
2021.1.8佐藤研究室の山元優美子さん(2020年度博士前期課程修了)の論文「遠赤外/テラヘルツおよび低波数ラマン分光法によるポリエチレンテレフタレートとポリブチレンテレフタレートの分子間相互作用と運動性の研究」がMacromolculesに掲載されました.低波数領域の振動分光法と量子化学計算を用いて,構造がよく似たポリマーの,分子間相互作用と運動性の違いを明らかにした研究です.
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2020.11.30進化生態学研究室の寺田夏蓮さん(博士後期課程)の論文「異時性と成長率の変異が近縁種間の多様な交尾器形態の発生をもたらす」がEvolution & Developmentに掲載されました.X線マイクロCT解析により,マヤサンオサムシとイワワキオサムシの対照的な雌雄交尾器形態が,蛹の発生過程でどのように形成されるのかを明らかにしました.兵庫県立工業技術センターとの共同研究成果です.
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2020.11.19源研究室と生物多様性研究室の共同研究の成果「属特異的なプライマーによる環境DNA分析を用いたヒダサンショウウオの季節分布モニタリング」がEndangered Species Reseachに掲載されました.環境DNAの新たな検出手法を開発し,希少種の検出に応用したもので,冨田勢さん(2018年博士前期課程修了)の修士論文をベースに徐寿明さん(博士後期課程)が解析を加えてまとめたものです.
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2020.11.16源研究室の坂田雅之さん(博士後期課程)の論文「環境DNAメタバーコーディングにおける効率的なサンプリング手法の決定:小規模河川における魚類の多様性調査の事例」がLimnologyに掲載されました.水や堆積物を利用した環境DNAメタバーコディングを効率的に行うためのサンプリング努力について調べた論文です.
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2020.10.20進化生態学研究室の秋山和俊君(2011年度卒業生)の卒業研究を緒にした論文「クビナガオサムシの採餌形態における形質置換の系統地理学的解析」がBiological Journal of the Linnean Societyに掲載されました.クビナガオサムシ亜属を対象に,カタツムリ食に適応した採餌形態の多様化が種間の資源競争によってもたらされた可能性を,分子系統樹を基にした多角的な解析により検証しました.日本,韓国,中国の研究者との共同研究成果です.
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2020.10.9窪田薫助教が2020年度(令和2年度)クリタ水・環境科学研究優秀賞を受賞しました.この賞は,過去にクリタ水・環境科学の研究助成金を獲得した研究者のうち,特に際立った成果を挙げた人物に贈られるものです.受賞対象の研究題目は「長寿二枚貝殻を利用した北西太平洋の海水放射性炭素濃度の復元」です.
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2020.10.7佐藤春実教授とインペリアルカレッジとの共同研究の論文「その場観察ATR-FTIRイメージングによるポリヒドロキシブタン酸/ポリ乳酸の相分離と結晶化の可視化」がMacromolculesに掲載されました。2019年のインペリアルカレッジ短期研修での研究成果をまとめたものです.
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2020.8.20源研究室の竹下大輝さん(博士前記課程)の論文「湿地における環境DNA分析の予測範囲:釧路湿原のキタサンショウウオからの示唆」がPeerJに掲載されました.これまであまり研究が進んでいない湿原環境において環境DNA分析の結果が示す空間的範囲を調べた論文です.
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2020.8.5進化生態学研究室の高見泰興准教授が参加した国際プロジェクトによる論文「セントヘレナ島の巨大なオサムシAplothorax burchelliの起源」がBiological Journal of the Linnean Societyに掲載されました.大西洋の孤島にかつて分布し絶滅したと考えられる飛べない巨大なオサムシが,アフリカ産の飛べるカタビロオサムシに起源することを,乾燥標本から抽出したミトコンドリアゲノムの解析により明らかにしました.京都大,弘前大,プレトリア大(南ア),アルメニア国立科学アカデミー,中国科学院との共同研究です.
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2020.7.7窪田薫助教の論文「生物源炭酸塩に対する地球化学分析技術を駆使した海洋炭素循環研究」が地球化学に掲載されました.2019年度日本地球化学会奨励賞の受賞記念論文です.生物源炭酸塩のホウ素同位体指標(過去の海水pHと大気CO2を復元できる間接指標)の理論的背景や質量分析技術の進展に加え,同指標を用いた自身の研究をレビューしています.
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2020.6.11窪田研究室と名古屋大学の共同研究論文「知多半島に産出する玄能石コンクリーションの形成過程」がSedimentary Geologyに掲載されました.コンクリーションは地層中から時折見つかる球状の硬い石ですが,どのように形成されるかは謎に満ちています.知多半島の地層から見つかった直径170cmの巨大コンクリーションについて,内部の微量元素・安定同位体分析を行ったところ,何らかの炭素源を核として海底堆積物の中で急速に成長したと推測されました.
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2020.6.10佐藤研究室Dian Marlinaさん(2020年度博士後期課程修了)の論文「ヘテロ2次元相関分光法を用いたポリヒドロキシブタン酸/ポリ(4-ビニルフェノール)ブレンドの遠赤外および低波数ラマンスペクトルとX線回折プロファイルの組成比依存性」 が,Analytical Scienceに掲載されました.ポリマーブレンド中の相互作用を, 低波数領域の振動分光法と2DSCOSを用いて捉えた研究です.
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2020.6.4惑星環境研究室の谷篤史准教授とドイツLeibniz Institute for Applied Geophysicsの塚本すみ子博士らの共同研究論文「初期撥弦楽器に使われていたガット弦のESRと炭素年代測定」がMethods and Protocolsに掲載されました.古楽器に張られている弦が,楽器と同年代のものか,後に張りなおされたものかについて,電子スピン共鳴(ESR)法や放射性炭素年代で調べることができることを示しました.古楽器の当初の弦の張り方がわかれば,当時の演奏法を復元する助けになると期待されます.
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2020.5.18源研究室の徐寿明さん(博士後期課程)の論文「大きな孔径のフィルターによる長鎖環境DNAの選択的回収」がScience of the Total Environmentに掲載されました.環境DNAマーカーの長さと回収するフィルターのポアサイズの間の関係を調べた論文で,環境DNA分析による齢構成の調査などに道をひらく基礎研究です.
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2020.5.7源研究室の速水花奈さん(2020年博士前期課程修了)の論文「ダム湖での魚類環境DNAメタバーコーディングにおける採水季節と採水箇所の影響」がEcology and Evolutionに掲載されました.ダム湖における季節ごと,採水箇所ごとの環境DNAメタバーコーディングの結果を比較し,多くの魚種が繁殖期を迎える春と秋の採水が有効であることなどを明らかにした論文です.
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2020.5.1進化生態学研究室の篠原忠さん(博士後期課程)の論文「植食性昆虫の多様な捕食防御形態における機能的多様性とトレードオフ」が,Ecology and Evolutionに掲載されました.トゲハムシとカメノコハムシの外部形態を操作した捕食実験により,防御形態の有効性を捕食者タイプごとに明らかにし,捕食者環境の多様性と機能間のトレードオフが防御形態の多様化に寄与していることを指摘した論文です.
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2020.4.1窪田薫助教(地球環境分野)が着任されました.
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2020.2.21源研究室の坂田雅之さん(博士後期課程)の論文「堆積物中の環境DNAは水中の環境DNAとタイムスケールや魚類相に関して異なる情報を提供する」がEnvironmental DNAに掲載されました.堆積物中の環境DNAは分解が遅いためにより古い情報を保持していることや,魚類相に関しても水とは異なる情報を持っていることなどを明らかにした論文です.
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2020.2.17江原研究室と大阪大学の共同研究「人工核酸を用いたウイルスの一塩基多型(SNPs)検出」が Molecules に掲載されました.人工核酸を用いてインフルエンザウイルスがタミフル耐性かどうかを,PCR装置を用いずに目視で検出できる迅速診断キットの作製について述べた論文です.この手法は新型コロナウイルスの検出においても期待されます.
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2020.2.5惑星環境研究室の嶋田仁さん(博士前期課程)が,第29回日本MRS年次大会における研究発表で奨励賞を受賞しました.受賞対象の発表は「異なるアルキル鎖を持つホスホニウムカチオンを内包した臭化セミクラスレートハイドレートの相平衡」です.
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2020.2.5卒業論文発表会と修士論文発表会が以下の予定で開催されます.どなたでもお気軽にご来聴ください.
2019年度自然環境論コース卒業論文発表会
日時:2月13日(木) 9:00-17:00
場所:鶴甲第2キャンパスF263教室 プログラムはこちら
2019年度自然環境論コース修士論文発表会
日時:2月19日(水) 8:30-17:30
場所:鶴甲第2キャンパスA棟大会議室 プログラムはこちら -
2020.1.30素粒子・宇宙線研究室の高橋覚特命助教が,神戸大学の令和元年度「優秀若手研究者賞」を受賞しました.これまでの研究開発の成果が認められたもので,研究内容のプレゼンテーションを行いました.
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2020.1.2佐藤研究室とチェコのカレル大のAndrei Choukourov教授らの共同研究論文「プラズマ重合によるガラス状およびカルボキシル化されたポリマーナノ粒子の重合」がJournal of Physical Chemistry Bに掲載されました.プラズマ重合を用いて作製したポリマーナノ粒子の物性測定を行いました.
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2019.12.27素粒子・宇宙線研究室の青木茂樹教授,高橋覚特命助教らが執筆した解説記事「気球搭載型エマルション望遠鏡による宇宙高エネルギーガンマ線精密観測計画GRAINE」が日本アイソトープ協会RADIOISOTOPES誌の特集「宇宙線研究の最前線」に掲載されました.
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2019.12.2112月19日に神戸大学で開催された若手フロンティア研究会2019におけるポスター発表で,佐藤研究室の那須達郎さん(博士前期課程)が優秀賞を,惑星環境研究室の嶋田仁さん(博士前期課程)が機器分析部門賞を,それぞれ受賞しました.
「低波数ラマン分光法を用いた高吸水性樹脂に閉じ込められた水の構造」
那須 達郎
「セミクラスレートハイドレートの低波数ラマン領域における振動モードと結晶構造の対比」
嶋田 仁 -
2019.12.12佐藤研究室の論文が3報発表されました.
Dian Marlinaさん(博士後期課程)の論文「低周波領域の振動分光法を用いたポリヒドロキシブタン酸/ポリビニルフェノールのブレンド化における結晶化への影響」が,Polymer に掲載されました.相溶性ポリマーブレンドの分子間相互作用を低周波数領域の振動分光法で初めて捉えた研究です.
佐藤春実教授と大阪大学の山本茂樹助教らの共同研究論文「赤外・ラマン分光法と密度汎関数法によるナイロン6の低周波数領域の振動モードの研究」がJournal of Physical Chemistry Bに掲載されました.ナイロン6における低周波数領域の振動モードの計算を分子断片化法を用いて厳密に行い解析した結果を示しています.
佐藤春実教授と,株式会社カネカの青山泰三氏,関西学院大学の尾崎幸洋名誉教授による共同研究論文「残留結晶により促進される溶融押出成形中のポリヒドロキシブタン酸共重合体に関する研究」がPolymer Crystallizationに掲載されました. -
2019.12.11第258回自然環境論セミナーが開催されます.今回は,惑星の形成についての話題です.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
題目:Protostellar and Protoplanetary Disks
講演者:James Noboru Imamura(オレゴン大学教授)
日時:2019年12月12日(木)15:10-16:40
場所:人間発達環境学研究科 G302教室 -
2019.12.10惑星環境研究室の嶋田仁さん(博士前期課程)が,第10回イオン液体討論会優秀ポスター賞を受賞しました.受賞対象の発表は「トリブチルアルキルホスホニウムカチオンを内包したセミクラスレートハイドレートの物理化学特性」です.
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2019.11.15佐藤研究室と近畿大学の森澤准教授と上野那美さん(博士後期課程)との共同研究論文「減衰全反射遠紫外分光法(ATR-FUV)によるポリエチレングリコールのLi+配位による電子遷移の変化」がJournal of Physical Chemistry Aに掲載されました.ATR-FUV法を用いて凝縮相の許容電子遷移を測定することに成功し,PEGの電子状態について量子化学計算と併せて解析を行った結果を示しています.
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2019.11.5源研究室の徐寿明さん(博士後期課程)の論文「核に由来する環境DNAの放出率と分解率の推定」がEnvironmental DNAに掲載されました.核DNAマーカーを用いることで,齢や発達段階に伴うバイオマス推定の誤差を緩和できる可能性を示唆しました.また、ミトコンドリアDNAマーカーと組み合わせることで,水サンプルから個体群の齢構成を推定できる可能性も示しました.
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2019.11.3源研究室の速水花奈さん(博士前期課程)が,第2回環境DNA学会神戸大会(11月3日〜4日)においてポスター賞優秀賞を受賞しました.
「ダム湖における魚類環境DNAの鉛直分布」
速水花奈・坂田雅之・沖津二朗・稲川崇史・源利文 -
2019.10.16光合成機能研究室の蘆田准教授が京都大学のグループと行った共同研究の成果「DNAを足場に会合したルビスコの反応」がBioorganic & Medicinal Chemistryに掲載されました.光合成CO2固定酵素ルビスコと炭酸水素イオンをCO2に変換する炭酸脱水酵素を,DNAオリガミ上に好みの配置に整列させ,その反応を解析しました.
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2019.10.1惑星環境研究室の工藤久志さん(学術研究員)が,2019年度日本海洋学会奨励論文賞を受賞されました.受賞対象の論文は,2018年にJournal of Oceanographyに出版された「西部北極海における溶存メタンガスの分布とその起源について」です.
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2019.9.30源研究室と生物多様性研究室の共同研究の成果が「マルチプレックスリアルタイムPCRは淡水魚類環境DNAの同時検出を可能にする:日本における3種の在来種と3種の外来種を対象としたケーススタディ」として,Biological Invasionsに掲載されました.兵庫県下のため池群における在来種と外来種の分布パターンを規定する環境要因を調べ,自動車によるアクセスが容易な池ほど外来種が分布しがちであることなどを明らかにしました.徐寿明さん(博士後期課程)と福岡有紗さん(2016年博士前期課程修了)が共同第一著者です.
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2019.9.17生物多様性研究室の松久聖子さん(2018年博士後期課程修了)の論文「風媒雌雄異株植物の開花フェノロジー形質に性的二型はみられるか?ースイバを対象とした検証」が,American Journal of Botanyに掲載されました.風媒花を持つスイバでは,雌雄の開花同調性を高める選択圧がかかっているため,開花フェノロジーに関する形質には性的二型があまり進化してないことを明らかにした論文です.
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2019.9.2源研究室と岐阜高校自然科学部生物班との共同研究の成果である論文「地理情報システム(GIS)と環境DNAの組み合わせによるヤマトサンショウウオの新規個体群の発見」がEnvironmental DNAに掲載されました.高校生が調査,実験,データ解析,論文執筆まで行った論文です.
プレスリリース(神戸大学) -
2019.8.2源研究室の徐寿明さん(博士後期課程)の論文「海産魚の核に由来する環境DNAのサイズ分布」がEnvironmental Science & Technologyに掲載されました.環境DNAの由来や状態を知る上で必要な基礎情報を明らかにした論文です.
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2019.7.5生物多様性研究室の矢井田友暉さん(博士前期課程),長井拓馬さん(2016年博士前期課程修了),内田圭さん(2014年博士後期課程修了,東京大助教)らの共同研究論文「草原性絶滅危惧植物の代替生育地としての日本のスキー場」がPalaearctic Grasslandsに掲載されました.絶滅の危機に瀕している植物種がスキー場草原に生育していることを明らかにし,スキー場の生物多様性保全効果を示した論文です.筑波大学との共同研究です.
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2019.7.1佐藤研究室の山元優美子さん(博士前期課程)が第68回高分子学会年次大会において優秀ポスター賞を受賞しました.
「テラヘルツ分光法および低波数ラマン分光法によるポリエチレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレートの分子間相互作用と高次構造の研究」
山元優美子・保科宏道・佐藤春実 -
2019.6.27進化生態学研究室の高見泰興准教授と,滋賀大学の藤澤知親助教,京都大学の曽田貞滋教授らの共同研究論文「種特異的な交尾器の遺伝的基盤が種多様化に果たす役割」がScience Advancesに掲載されました.オオオサムシ亜属のゲノムを対象にした多角的な解析によって,雌雄交尾器の多様化が種分化をもたらすメカニズムを明らかにした研究成果です.
プレスリリース(京都大学) -
2019.6.3源研究室の邬倩倩さん(博士後期課程)の論文「琵琶湖におけるスジエビの生息地選択と移動〜環境DNAによる研究」がEnvironmental DNAの創刊号に掲載されました.環境DNAの時空間的分布データに基づいてスジエビの生息地選好性や深浅移動のタイミングなどを明らかにした論文です.
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2019.5.21谷篤史准教授と北海道大学の鎌田俊一准教授,カリフォルニア大学サンタクルーズ校のフランシス・ニモ教授らの共同研究の論文「冥王星の海はガスハイドレートで包まれ,断熱的な役割をする」がNature Geoscienceに掲載されました.極寒の冥王星の地下になぜ海があるのか,なぜ大気の主成分が窒素なのか,大きな盆地がなぜ赤道域にあるのか,という3つの謎を,メタンハイドレートに包まれた内部海があるとすると全て解明できることを示しました.
プレスリリース(神戸大学),時事通信,NHK,Natureハイライト -
2019.5.9生物多様性研究室の勝原光希さん(博士後期課程)の論文「同所的に共存する近縁種間の双方向的な繁殖干渉を先行自家受粉が緩和する」がFunctional Ecologyに掲載されました.これまでの理論では共存困難であるとされるツユクサとケツユクサが,先行自家受粉によって繁殖干渉を軽減することで競争関係を維持しながら共存していることを報告した論文です.
プレスリリース(神戸大学) -
2019.4.16佐藤春実教授と青島科学技術大学(中国)のZhang教授らの共同研究論文「ラマンイメージングによるPLLA/PDLAブレンドの結晶化挙動の研究」がPolymerに掲載されました.PLLA/PDLA(4/1)ブレンドの結晶化過程では,ステレオコンプレックス形成がホモポリマーの結晶化よりも先に起こることが,ラマンイメージングによって示されました.
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2019.4.12源研究室の邬倩倩さん(博士後期課程)の論文「日本の古代湖における季節移動を伴うスジエビの生活史」がEcosphereに掲載されました.安定同位体分析やRNA/DNA比分析などを組み合わせて琵琶湖におけるスジエビの季節移動の要因を明らかにした論文です.
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2019.4.4新年度が始まりました.環境自然科学プログラム(国際人間科学部環境共生学科)には30名の新2年生が新たに配属されました.
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2019.4.2進化生態学研究室の里見太輔さん(博士後期課程)の論文「フタイロカミキリモドキにおける性的二型形質の緯度クラインと共進化的多様化」がEcology and Evolutionに掲載されました.交尾をめぐる雌雄間の対立に関わる雌雄の後脚形態が,緯度に応じて共進化していることを明らかにした研究成果です.鳴門教育大と琉球大との共同研究です.
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2019.3.26光合成機能研究室の蘆田弘樹准教授らの論文「ルビスコの誕生とその環境適応」がBiochemical Society Transactionsに掲載されました.光合成CO2固定酵素ルビスコの分子的誕生とその後の分子進化を考察すると共に,これまで不明だった生物種間におけるルビスコのCO2識別能力の違いを生み出す構造を報告しました.
プレスリリース(神戸大学) -
2019.3.4佐藤春実教授と西村文太さん(2015年博士前期課程終了)らの共同研究論文「テラヘルツ分光法,赤外分光法,および小角・広角X線散乱法によるポリグリコール酸の等温結晶化過程の研究」がPolymer Journalに掲載されました.大型放射光施設(SPring-8)を利用し,それにテラヘルツ分光法と赤外分光法を組み合わせてポリグリコール酸の結晶構造形成機構を明らかにしたものです.
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2019.2.13第257回自然環境論セミナーが開催されます.今回は,自然由来の大気汚染物質についての話題です.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
題目:熱帯の自然生態系から大気へ放出される大気汚染物質、オゾン層破壊物質
講演者:斉藤 拓也 氏(国立環境研究所・環境計測研究センター 主任研究委員)
日時:2019年2月14日(木)15:10-16:40
場所:人間発達環境学研究科 B201教室 -
2019.2.8卒業論文発表会と修士論文発表会が以下の予定で開催されます.どなたでもお気軽にご来聴ください.
平成30年度自然環境論コース卒業論文発表会
日時:2月18日(月) 8:30-18:00
場所:発達科学部A棟大会議室 プログラムはこちら
平成30年度自然環境論コース修士論文発表会
日時:2月21日(木) 8:30-18:30
場所:発達科学部A棟大会議室 プログラムはこちら -
2019.1.21源研究室の徐寿明さん(博士後期課程)の論文「水温とバイオマスが環境DNAの放出、分解、サイズ分布に与える影響」がEcology and Evolutionに掲載されました.水槽実験によって環境DNAの基礎情報を収集した論文です.
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2018.12.3素粒子宇宙線研究室の丸嶋利嗣さん(博士前期課程)が日本写真学会2018年度秋季大会において編集委員長賞を受賞しました.
「GRAINE2018豪州気球実験 多段シフターのフライトデータ解析」
丸嶋利嗣・GRAINE collaboration -
2018.11.21光合成機能研究室の蘆田弘樹准教授の論文「光合成二酸化炭素固定酵素RuBisCO」がJournal of the Society of Inorganic Materials, Japanに掲載されました.無機物質である二酸化炭素の環境問題と利用の観点から光合成CO2固定酵素ルビスコを解説した論文です.
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2018.11.10源研究室の速水花奈さん(博士前期課程)が,応用生態工学会仙台東北地域研究発表・シンポジウムにおいて優秀ポスター発表賞を受賞しました.
「環境DNAメタバーコーディング手法を用いたダム湖の魚類相把握」
速水花奈・坂田雅之・沖津二朗・片野泉・宮正樹・後藤亮・佐藤博敏・山中裕樹・源利文 -
2018.11.6外部研究資金の獲得により大学に対する財務上の貢献が著しい研究者として,青木茂樹教授,蘆田弘樹准教授,谷篤史准教授,源利文准教授が本年度の学長表彰を受けました.全学で表彰を受けた48名の研究者のうち,環境自然科学プログラムからは4名が選出されました.
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2018.11.5光合成機能研究室の蘆田弘樹准教授らの論文「メチオニン再生経路とその類似代謝の改訂」がMicrobial Biotechnologyに掲載されました.光合成CO2固定酵素ルビスコの分子進化の別形態であるルビスコ様タンパク質やこれが機能するメチオニン代謝についてのバイオインフォマティクス解析結果をまとめた論文です.Institute of Cardiometabolim and Nutrition(フランス)のAntoine Danchin客員教授(元フランス国立科学研究所所長)らとの共同研究です.
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2018.10.8源研究室の坂田雅之さん(博士後期課程)が,日本陸水学会第83回岡山大会(10月5日〜8日)において優秀口頭発表賞を受賞しました.
「堆積物由来環境DNA抽出法の改善と過去復元への展望」
坂田雅之・源利文 -
2018.10.5進化生態学研究室の高見泰興准教授らの論文「性的対立をもたらす交尾器形態が雌の繁殖と野生個体群動態におよぼすインパクト」がEvolutionに掲載されました.雄間競争のための雄の利己的な行動は,雌の繁殖を妨げ,個体群を縮小させることを,アオオサムシの野生個体群で実証しました.東北大学,山形大学との共同研究です.
プレスリリース(神戸大学) -
2018.9.29源研究室の徐寿明さん(博士後期課程)が,第1回環境DNA学会東京大会(9月29日〜30日)において最優秀ポスター賞を受賞しました.
「環境DNAの放出と分解に対する水温とバイオマスの影響」
徐寿明・村上弘章・山本哲史・益田玲爾・源利文 -
2018.9.18佐藤研究室の岡崎なつ実さん(博士前期課程)が第26回 国際ラマン会議(8月27日~31日)において,山元優美子さん(博士前期課程)が分子分光学国際会議(6月30日~7月1日)において,それぞれBest Poster Awardを受賞しました.
「Study on intermolecular interaction of polydioxanone by terahertz and low frequency Raman spectroscopy」
Natsumi Okazaki, Harumi Sato
「Inter- and intramolecular interaction of PET and PBT studied by terahertz spectroscopy」
Yumiko Yamamoto, Harumi Sato -
2018.9.18第256回自然環境論セミナーが開催されます.今回は,琵琶湖の水環境についての話題です.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
題目:琵琶湖湖底の低酸素化にともなうマンガン・ヒ素の動態変化
講演者: 板井 啓明 先生(東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 准教授)
日時:2018年9月19日(水)14:00-15:00
場所:人間発達環境学研究科 G112教室 -
2018.9.4生物多様性研究室の論文が3報発表されました.
丑丸敦史教授と内田圭さん(2014年博士後期課程修了)らの共同研究論文「日本における草原の生物多様性:その危機,管理と保全」が,Grasslands of the World: Diversity, Management and Conservation の一章として掲載されました.日本における草原の生物多様性,その歴史性や現状についての総説です.
丑丸敦史教授が共著者として参加した「大植物系統群における送粉者系の多様性と進化:キョウチクトウ科を例に」がAnnals of Botany に掲載されました.ノーサンプトン大学(イギリス)のJeff Ollerton博士が主催する大規模な国際共同研究に参加したものです.
丑丸敦史教授が共著者として参加した「草原プロット—旧北区の草原における複数スケールでの植物の多様性」がPhytocoenologia に掲載されました.バイロイト大学(スイス)のJürgen Dengler博士がとりまとめた国際草原植生データベースに関する論文で,永田優子さん(2012年博士前期課程修了)の研究データが登録されました. -
2018.8.2素粒子・宇宙線研究室が推し進めている,宇宙ガンマ線精密観測実験GRAINE計画における2018年オーストラリア気球実験が成功し,その成果を神戸大学の研究ニュースとして発表しました.
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2018.6.7生物多様性研究室の内田圭さん(2014年博士後期課程修了)と藤本泰樹さん(2014年学部卒業)の論文「東アジアのメガシティにおいて都市化が半自然草地の季節性を消失させる」が,ドイツ,オーストリア,スイスの生態学会によるBasic and Applied Ecology誌に掲載されました.都市化によって水田畦畔の開花植物やチョウ類の季節性が失われることを明らかにした研究です.
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2018.5.18江原研究室の山部美幸さん(博士後期課程)の論文「インフルエンザウイルスと結合する 3-way junction DNA」が,アメリカ化学会のBioconjugate Chemistryに掲載されました.どのように変異したインフルエンザウイルスにも結合できる可能性のある人工DNAの合成に成功した論文です.
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2018.5.1佐藤研究室の論文が2報発表されました.
辰岡星佳さん(2017年度博士前期課程修了)の卒論・修論における研究論文「テラヘルツおよび低波数ラマン分光法によるポリブチレンサクシネートの延伸誘起結晶相転移」が,Spectrochimica Acta Part A: Molecular and Biomolecular Spectroscopy に掲載されました.
佐藤春実教授と関西学院大学のBec博士との共同研究論文「ポリマー表面における構造変化および相転移のプローブとしてのリュードベリ遷移:ポリヒドロキシブタン酸のATR-FUV-DUVおよび量子化学的研究とそのグラフェンナノコンポジット」が Physical Chemistry Chemical Physicsに掲載されました. -
2018.4.28環境自然科学プログラムの新2年生を迎えた合宿が4/27-28に六甲山YMCAにて行われました.
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2018.4.5源研究室の邬倩倩さん(博士後期課程)の論文「環境DNAが明らかにする琵琶湖のスジエビ沿岸越冬型個体」がFreshwater Scienceに掲載されました.環境DNA分析と採捕調査を組み合わせて琵琶湖におけるスジエビの沿岸越冬型個体の存在を明らかにした論文です.
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2018.4.4新年度が始まりました.環境自然科学プログラム(国際人間科学部環境共生学科)には25名の新2年生が新たに配属されました.
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2018.2.13佐藤春実准教授とポーランドヤゲヴォ大学のBrela博士との共同研究論文「赤外分光法と分子動力学によるナイロン6のα晶とγ晶の水素結合の違いに関する研究」がInternational Journal of Quantum Chemistryに掲載されました.ボーン・オッペンハイマー分子動力学を用いて,ナイロン6のa型およびg型における水素結合の違いを示すことに成功しました.
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2018.2.6卒業論文発表会と修士論文発表会が以下の予定で開催されます.どなたでもお気軽にご来聴ください.
平成29年度自然環境論コース卒業論文発表会
日時:2月13日(火) 9:00-16:10
場所:発達科学部A棟大会議室 プログラムはこちら
平成29年度自然環境論コース修士論文発表会
日時:2月21日(水) 9:00-16:50
場所:発達科学部A棟大会議室 プログラムはこちら -
2018.2.1光合成機能研究室の蘆田弘樹准教授の論文「メタン生成アーキアにおけるRuBisCOを利用した新規CO2固定経路」が酵素工学研究会誌に掲載されました.生物進化の初期に出現したアーキアにおける光合成CO2固定酵素RuBisCOの機能を解説し,光合成の進化的起源を考察しました.
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2018.1.15佐藤研究室の論文が2報発表されました.
Dian Marlinaさん(博士後期課程)の論文「低波数ラマン分光法によるPHB型結晶とPHV型結晶を有するポリ(3‐ヒドロキシ酪酸‐co‐3‐ヒドロキシ吉草酸)の分子間相互作用の研究」がPOLYMERに掲載されました.低波数領域のラマンスペクトルに結晶構造や分子間相互作用の違いを示すピークの存在を明らかにしました.
舟木千尋さん(博士前期課程)の論文「テラヘルツおよび赤外分光法に量子化学計算を併せ用いたポリカプロラクトンの3種類の分子間・分子内相互作用の研究」がPOLYMERに掲載されました.低波数領域におけるスペクトルの帰属を量子化学計算を駆使して行い,高分子材料の新しい解析法として,テラヘルツ分光法の有用性を示しました. -
2018.1.8進化生態学研究室の篠原忠さん(博士後期課程)の論文「アカアシツチスガリに狩られた日本産カメノコハムシ亜科成虫」がEntomologische Blätter und Coleopteraに掲載されました.多様な形態を持つカメノコハムシ-トゲハムシ類だけを狩る捕食者アカアシツチスガリの食性を明らかにした研究成果です.
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2017.12.12佐藤研究室の卒業生の寺崎守永さん(2016年度卒業生)の論文「高感度反射赤外分光法によるPMMA/PVPhポリマーブレンドの超薄膜の相分離の研究」がPOLYMERに掲載されました.厚さが数ナノm程度しかないポリマー超薄膜の赤外スペクトルを測定し,相溶性ポリマーブレンドが薄膜化により相分離する様子を捉えました.
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2017.12.4進化生態学研究室の門井美佳さん(2013年度卒業生)の卒業研究論文「性的共食い種における雄の配偶者選択:チョウセンカマキリの雄は空腹の雌から逃げる」がJournal of Ethology Editor's Choice Award(Journal of Ethology論文賞)を受賞しました.
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2017.11.14源研究室の坂田雅之さん(博士前期課程)の論文「自然河川における絶滅危惧種ゼニタナゴの繁殖地の特定」がThe Science of Nature - Naturwissenschaftenに掲載されました.環境DNA分析を用いて希少種の繁殖地特定に至った初めての事例です.プレスリリース(神戸大学)
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2017.10.28素粒子宇宙線研究室出身の松本明佳さんが本年度の紫陽会賞を受賞しました.学部4年生の時に個人で参加した第24回衛星設計コンテストにおいて,電子情報通信学会賞と審査委員長特別賞をダブル受賞した功績によるものです.松本さんは今年の9月から海外の大学院に進学しているため,表彰式はデンマーク工科大学と神戸大学とをskypeで接続して行われました.
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2017.10.26素粒子宇宙線研究室の青木茂樹教授を含むニュートリノ実験グループ(理学研究科および人間発達環境学研究科の5名の教員)が本年度の学長表彰を受けました.加速器ニュートリノを使用したK2K実験およびT2K実験での成果に基づく,2016年基礎物理学ブレイクスルー賞(記事全文,学内のみ)の受賞などの功績によるものです.
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2017.10.16素粒子宇宙線研究室で開発を進めている実験技術「多段シフター」について高橋覚特命助教,青木茂樹教授が執筆した解説記事「多段シフターによる時間軸をもつ原子核乾板検出器の開発」が日本物理学会誌に掲載されました.多段シフターによって得られたデータが表紙を飾っています(作図協力:山田恭平(2016年度博士前期課程修了)).
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2017.10.10第255回自然環境論セミナーが開催されます.今回は,素粒子物理学の最先端と海外の研究生活ついての話題です.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
題目:ヒッグス粒子発見と素粒子物理学の新展開 — 約10年の海外での研究生活を振り返りながら
講演者: 馬渡健太郎 博士(大阪大学 理学研究科物理学専攻 特任助教)
日時:2017年10月11日(水)15:10-16:40
場所:人間発達環境学研究科 B104教室 -
2017.9.30源研究室の坂田雅之さん(博士前期課程)が,日本陸水学会第82回大会(9月28日〜10月1日)において優秀口頭発表賞を受賞しました.
「雄物川本流における絶滅危惧種ゼニタナゴの再発見と繁殖地特定」
坂田雅之・真木伸隆・杉山秀樹・源利文 -
2017.9.11第253回自然環境論セミナーが開催されます.今回は,地球上の酸素と二酸化炭素の割合についての話題です.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
題目:大気中の酸素および二酸化炭素濃度の観測に基づく研究
講演者: 遠嶋康徳 氏(国立環境研究所 環境計測研究センター(動態化学研究室)/室長)
日時:2017年9月12日(火)15:10-16:40
場所:発達科学部 G112室 -
2017.9.7第254回自然環境論セミナーが開催されます(連番を変更しました,9/11).今回は,熱帯の雨の降り方についての話題です.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
題目:熱帯の気象と年降水量2万ミリの雨
講演者: 村田 文絵 博士(高知大学教育研究部自然科学系理学部門 講師)
日時:2017年9月20日(水)15:10-16:40
場所:発達科学部 B104室 -
2017.8.31第252回自然環境論セミナーが開催されます.今回は,原子力発電所から漏出した放射性セシウムの話題です.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
題目:福島第一原発周辺の土壌粘土鉱物に保持された放射性セシウムの溶出挙動
講演者: 福士 圭介 博士(金沢大学 環日本海域環境研究センター 准教授)
日時:2017年9月7日(木)15:10-16:10
場所:発達科学部 G112室 -
2017.8.25卒業生有志により自然環境論コースの同窓会が企画されました.詳しくは右のリンクをご覧ください.
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2017.8.1高橋覚特命助教(環境物理学分野)が着任されました.
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2017.7.27第251回自然環境論セミナーが開催されます.今回は,大気中の微粒子と気候の話題です.セミナー後は懇親会もあります.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
題目:大気中に浮遊する微粒子(エアロゾル)の形や組成が地球気候に与える影響
講演者: 足立 光司 博士(気象研究所主任研究官,神戸大学発達科学部人間環境学科自然環境論コース出身)
日時:2017年8月21日(月)15:10-16:00
場所:発達科学部 G112室 -
2017.7.18佐藤研究室の舟木千尋さん(博士前期課程)が,第63回高分子研究発表会(7/14)において「エクセレントポスター賞」を受賞しました.
「テラヘルツ分光法によるポリカプロラクトンの紫外線劣化と高次構造の相関」
舟木千尋,豊内拓哉,保科宏道,尾崎幸洋,山本茂樹,佐藤春実 -
2017.7.3素粒子・宇宙線研究室の山田恭平さん(2016年度博士前期課程修了),高橋覚研究員らが執筆した論文「加速器ニュートリノ実験J-PARC T60における原子核乾板多段シフターの初めての実証」がProgress of Theoretical and Experimental Physicsに掲載されました.原子核乾板によるニュートリノ反応精密測定やニュートリノ振動異常の検証を目指し,2014-2015年にかけJ-PARCでの加速器ニュートリノ照射実験でその実現可能性を実証しました.特に,時間分解型原子核乾板検出器を実現する多段シフターを加速器ニュートリノ実験に初めて導入し,その実現可能性と有効性を示しました.
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2017.5.11第250回自然環境論セミナーが開催されます.今回は,筋トレと糖尿病治療の話題です.セミナー後は懇親会もあります.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
題目:骨格筋内の性ステロイドホルモン増大による新規糖尿病治療法の開発に向けて
講演者: 佐藤 幸治 氏 (神戸大学大学院人間発達環境学研究科)
日時:2017年6月2日(金)17:00-18:30
場所:発達科学部 G302室 -
2017.5.1源研究室の徐寿明さん(博士前期課程)の卒業論文をベースにした論文「より長いDNA断片の迅速な分解は環境DNAを用いた分布およびバイオマスの推定を改善する」がMolecular Ecology Resourcesに掲載されました.環境DNA分析に時間軸を導入するための重要な基礎研究です.
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2017.4.26光合成機能研究室の蘆田弘樹准教授と河野卓成研究員の光合成の進化に関する研究内容が,平成29年4月19日の神戸新聞に掲載されました(お知らせ).また,これまでに産経新聞,日本経済新聞,奈良新聞,JSTnews等にも掲載されました.
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2017.4.6新年度が始まりました.自然環境論コースには30名の新2年生が新たに配属されました.
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2017.3.18生物多様性研究室出身の大澤剛士さん(現 農研機構 農業環境変動研究センター)が第21回(2017年)日本生態学会宮地賞を受賞しました.
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2017.3.18進化生態学研究室の黒田剛広さん(博士前期課程)と生物多様性研究室の清水健将さん(博士前期課程)が,第64回日本生態学会大会にてポスター賞を受賞しました.
最優秀賞(行動分野)「チョウセンカマキリに対するハリガネムシの寄生コストと形態改変」
黒田剛広・高見泰興
優秀賞(動物と植物の相互関係分野)「都市化による機能群多様性の減少が植物‐送粉者ネットワークに与える影響」
清水健将・平岩将良・丑丸敦史 -
2017.3.14佐藤研究室の論文が2報発表されました.
佐藤春実准教授と大阪大学の山本茂樹助教、関西学院大学の尾崎幸洋教授のグループとの共同研究成果の論文「量子化学計算によるポリグリコール酸の低周波数振動モードの帰属と結晶格子の熱膨張」がThe Journal of PHYSICAL CHEMISTRYに掲載されました.分子断片化法を用いてポリグリコール酸の低周波数振動モードの帰属を行い,ポリエステル結晶の低波数領域に現れるピークは,分子間相互作用の変化と結晶格子の熱膨張に敏感であることを示した論文です.
舟木千尋さん(博士前期課程)と豊内拓哉さん(博士前期課程)の卒論・修論における研究論文「テラヘルツイメージング分光によるポリεカプロラクトンフィルムの結晶化度の分布と結晶配向」がApplied Spectroscopyに掲載されました.テラヘルツ分光イメージングによる高分子材料の物性評価の研究で,JSTプロジェクトの成果でもあります. -
2017.2.28源研究室の卒業生の福田向芳さん(2015年卒業)の卒業論文をベースにした論文「環境DNAはクラゲの時空間分布を反映する」がPLOS ONEに掲載されました.環境DNA分析手法が刺胞動物にも適用可能であることを示した初めての研究です.
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2017.2.27生物多様性研究室の勝原光希さん(博士前期課程)らによる研究「コチャルメルソウにおける花弁の送粉者の取り付き場所としての機能」がFunctional Ecologyに掲載されました.被子植物の花弁が送粉者の花への取り付きを促進する機能を持つことを、コチャルメルソウを対象に世界で初めて実験的に実証しました.
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2017.2.2蘆田弘樹准教授らの共著論文「多彩な戦略で挑むシアノバクテリア由来の燃料生産 持続可能な第三世代バイオ燃料生産の最前線」が化学と生物(日本農芸化学会)に掲載されました.日本のシアノバクテリア研究者たちが,光合成能力を活用したバイオ燃料生産技術の開発に取り組んだ最新の成果を解説したものです.
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2017.2.1卒業論文発表会と修士論文発表会が以下の予定で開催されます.どなたでもお気軽にご来聴ください.
平成28年度自然環境論コース卒業論文発表会
日時:2月8日(水) 9:00-18:30
場所:発達科学部A棟大会議室 プログラムはこちら
平成28年度自然環境論コース修士論文発表会
日時:2月15日(水) 9:00-17:45
場所:発達科学部A棟大会議室 プログラムはこちら -
2017.1.30進化生態学研究室の門井美佳さん(2013年度卒業生)の卒業研究「性的共食い種における雄の配偶者選択:チョウセンカマキリの雄は空腹の雌から逃げる」がJournal of Ethologyに掲載されました.カマキリの雄が太った雌を好むのは,多産な雌を選んでいるのではなく,満腹で共食いしない安全な雌を選んでいることを初めて実験的に示した研究成果です.
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2017.1.18源研究室の修了生の橋爪裕宜さん(2016年博士前期課程修了)の論文「環境DNA分析を用いた水サンプルからのタイ肝吸虫DNAの検出」がActa Tropicaに掲載されました.環境DNA分析手法を適用することで,東南アジアで多くの感染者がいるタイ肝吸虫症のリスクエリアを簡便に知ることができる手法の開発に関する研究です.
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2017.1.16光合成機能研究室の河野卓成さん(学術研究員),蘆田弘樹准教授らによる論文「メタン生成古細菌における光合成CO2固定酵素ルビスコが機能する炭素代謝」がNature Communicationsに掲載されました.生物進化の極めて初期に出現したメタン生成古細菌が光合成の仕組みを完成させていたことを発見しました.プレスリリース(JST)
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2017.1.12源研究室の山本哲史さん(学術研究員)らによる論文「環境DNAメタバーコーディングが明らかにする種の豊富な日本沿岸の魚類相」が,Scientific Reportsに掲載されました.海水に含まれるDNAから推定する手法を用いて舞鶴湾における魚類相を解析すると,わずか1日のサンプリングで128種もの魚類DNAを検出できることを示した論文です.
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2017.1.12生物多様性研究室の平岩将良さん(博士後期課程)の論文「海洋島の送粉者群集において低い機能的多様性がニッチ変化をもたらす」がProceedings of the Royal Society Bに掲載されました.マルハナバチやチョウなど長い口吻を持つ送粉者が減少すると,短い口吻を持つ送粉者が長い花を利用するようになり,長い花を持つ植物の繁殖成功が減少することを,海洋島の海浜植物群集をモデルケースとして明らかにしました.
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2016.12.23進化生態学研究室の朴容煥さん(博士後期課程)の論文「局所気候がオサムシ群集の時空間的変動に影響する」がEcological Entomologyに掲載されました.韓国の五台山での5年間の調査により,同じ山塊内でも場所によって気候が異なり,それが地表性昆虫群集の時間的・空間的変動に影響していることを明らかにしました.Kangwon National University(韓国)との共同研究成果です.
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2016.12.9源利文特命助教が,科学技術・学術政策研究所の選定する「科学技術への顕著な貢献2016(ナイスステップな研究者)」に選ばれました.環境DNAを用いた水中生物相の把握法に関連する一連の研究が評価されました.
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2016.11.29佐藤研究室の舟木千尋さん(博士前期課程)が,シンポジウム「テラヘルツ科学の最先端III」(11/23-25,福井)において「最優秀学生ポスター賞」を受賞しました.「テラヘルツ分光法によるポリカプロラクトンの紫外線劣化評価」(舟木千尋,豊内拓哉,保科宏道,尾崎幸洋,山本茂樹,佐藤春実)が評価されての受賞です.
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2016.11.14素粒子・宇宙線研究室の松本明佳さん(卒研生)が,第24回衛星設計コンテスト(11月12日,東京)にて電子情報通信学会賞と審査委員長特別賞をダブル受賞しました.宇宙線が雲形成に与える影響から大気のメカニズムを探ることを目的とした「宇宙線雲観測衛星」の設計が評価されての受賞です.
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2016.11.7蛯名邦禎教授,寺門靖高教授,高見泰興准教授が,第40回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門発表会(11月5-6日,バンドー神戸青少年科学館)に審査委員として参加し,高校生の自然科学に関する研究発表の審査と講評を行いました.
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2016.11.5伊藤真之教授が,平成28年度神戸医療産業都市・京コンピュータ一般公開の一環として行なわれた神戸大学統合研究拠点 一般公開において,ミニ講演「3次元可視化システムの宇宙教育への利用の可能性ー仮想宇宙空間を旅して学ぶ-」を行ないました.講演では、同研究拠点の「3次元可視化システムを活用した文理融合研究プロジェクト」の一つとして進められる研究が紹介されました.
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2016.11.4素粒子・宇宙線研究室の尾崎圭太研究員,高橋覚研究員らによる論文「宇宙ガンマ線偏光観測に向けたエマルション望遠鏡の偏光感度の実証」が,Nuclear Instruments and Methods in Physics Research Section A に掲載されました.素粒子・宇宙線研究室が推進する宇宙ガンマ線観測計画GRAINEにおいて,エマルションフィルムによるガンマ線の直線偏光に対する検出感度を初めて実証した研究成果をまとめたものです.
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2016.10.13佐藤春実准教授と関西学院大学の高橋功教授・尾崎幸洋教授のグループとの共同研究論文「ポリヒドロキシブタン酸フィルムの溶媒蒸発過程における高次構造形成」がRoyal Society of Chemistry (RSC) Advancesに掲載されました.生分解性高分子であるポリヒドロキシブタン酸フィルムについて,その溶媒蒸発過程における結晶化挙動を,X線を用いて調べた研究成果です.
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2016.10.4素粒子・宇宙線研究室が推し進めているGRAINE実験に関連する記事が,以下の学会誌に掲載されました.
高橋覚研究員,青木茂樹教授が執筆した新展望解説記事「原子核乾板ガンマ線望遠鏡による宇宙ガンマ線観測計画GRAINE」が日本写真学会誌(2015年78巻4号:228-234)に掲載されました.
高橋覚研究員らが執筆した特集記事「原子核乾板望遠鏡による宇宙ガンマ線観測計画GRAINEのための時間分解多段シフターの開発」が応用物理学会放射線分科会会誌「放射線」(Vol.40, No.3 (2015) 127-131)に掲載されました. -
2016.10.3谷篤史准教授(環境物理学分野)が着任されました
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2016.9.14第249回自然環境論セミナーが開催されます.今回は,RNAを用いた創薬の話題です.どなたでも聴講可能ですので,お気軽にご参加ください.
題目:化学修飾RNAを用いた細胞内環境制御 -癌・希少難治性疾患の治療を目指して-
講演者: 松井 雅之 氏 (元 UT Southwestern Medical Center 研究員)
日時:2016年9月20日(火)13:30-15:00
場所:発達科学部 G302室 -
2016.8.1生物多様性研究室の論文が2報発表されました.
内田圭さん(2014年博士後期課程修了),平岩将良さん(博士後期課程)らの共同研究論文「農地の土地利用変化による植物・植食性昆虫の多様性減少は帰無モデルからの予測よりも著しい」がBiological Conservationに掲載されました.農地における土地利用変化(耕作放棄と集約化)が引き起こす植物・植食性昆虫の減少は帰無モデルからの予測以上に大きいこと,特に植物の希少種が土地利用変化によって著しく減少していることを明らかにしました.
永田優子さん(2012年博士前期課程修了)の卒論・修論での研究「伝統的な火入れ・草刈り管理は中間的な植生高と土壌pHをもたらすことで高い草原生植物の多様性を維持する」がApplied Vegetation Scienceに掲載されました.長野県の採草地を対象に,伝統的な管理方法は,中程度の植生高・土壌pH環境をもたらすため高い植物多様性を維持できることを明らかにした研究です. -
2016.7.26素粒子・宇宙線研究室が推し進めている「宇宙ガンマ線精密観測実験GRAINE,2015年豪州気球実験」における実験設計から,様々な改良,準備,そして気球実験について,高橋覚研究員らがまとめた論文「GRAINE 2015, a balloon-borne emulsion gamma-ray telescope experiment in Australia」がProgress of Theoretical and Experimental Physicsに掲載されました.
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2016.7.11源研究室の取り組む「環境DNA」に関する特集が,NHKサイエンスZEROで放送されます(7月17日 Eテレ 23:30-24:00 再放送 7月23日 Eテレ昼0:30-).この番組のスタジオゲストとして源特命助教が出演します.
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2016.6.21佐藤研究室の論文が2報発表されました.
佐藤春実准教授と関西学院大学の高橋功教授・尾崎幸洋教授のグループとの共同研究論文「超薄膜ポリヒドロキシブタン酸の制限された空間における高秩序な結晶構造形成」がMacromoleculesに掲載されました.超薄膜での結晶構造形成がバルクとは異なり高い秩序性を示すことを,2次元すれすれ入射X線回折測定(2D-GIXD)と高感度反射赤外分光法(IR-RAS)で示しました.
佐藤春実准教授の論文「赤外分光法、X線回折、量子化学計算を用いたポリグリコール酸の(110)面方向の分子間水素結合」がRoyal Society of Chemistry(RSC)Advancesに掲載されました.ポリグリコール酸の高融点の原因と考えられる分子間水素結合を実験的に証明しました. -
2016.6.13素粒子・宇宙線研究室の高橋覚研究員の研究「原子核乾板ガンマ線望遠鏡による高解像度撮像・偏光計測のための技術開発」が認められ,平成28年度 日本写真学会 小島裕研究奨励金を受賞しました.
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2016.4.28生物多様性研究室出身の内田圭さん(2014年博士後期課程修了),進化生態学研究室の高橋颯吾さん(2015年博士前期課程修了),篠原忠さん(博士後期課程)らの論文「日本の半自然草原からアカハネバッタを再発見」がEntomological Scienceに掲載されました.彼らは2013年に長野県の半自然草原から絶滅危惧種アカハネバッタを30年ぶりに再発見し,希少種保護の観点から発表を先延ばしにしていましたが,長野県による保護体制が整ったことを受けて2015年に発表しました.この論文は,発見の科学的根拠に関する研究成果です.
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2016.4.25新2年生を迎えた自然環境論コース合宿が4/22-23に六甲山YMCAにて行われました.帰路は六甲山を徒歩で下りながら,春の山を散策しました.
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2016.4.13自然環境論コースの学生2名が,2016年1月に開催された第6回神戸大学英語プレゼンテーションコンテストKUEPCON6で,最優秀賞と特別賞を受賞しました
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2016.4.6新年度が始まりました.自然環境論コースには35名の新2年生が新たに配属されました.