環境自然科学セミナー
<Last update : 2026.1.27>
第272回 「環境自然科学セミナー」
| 題目 | 原子核乾板を用いた望遠鏡の気球搭載による宇宙ガンマ線の観測 |
|---|---|
| 講演者 | 青木茂樹(神戸大学人間発達環境学研究科・教授) |
| 日時 | 2026年1月29日(木) 10:40-12:10 |
| 場所 | 神戸大学人間発達環境学研究科 B210教室(鶴甲第2キャンパス) |
| 要旨 | 原子核乾板(エマルションフィルム)は荷電粒子飛跡をサブμmの分解能で三次元的に記録できる検出器として,古くは湯川中間子やX粒子(チャーム粒子)などの新粒子の発見で成果を上げて来た.人間が顕微鏡をのぞいて測定するというボトルネックを解消することで,系統的な大統計の解析が可能となり,近年ではタウニュートリノの発見,ν_μ→ν_τ振動事象の出現モードでの発見,さらには宇宙線ミューオンによるクフ王ピラミッドの透視での未知の巨大空間の発見などの成果を上げている.神戸大学をはじめとする共同研究グループは,原子核乾板を用いて実現した高解像度の望遠鏡を科学観測用大気球に搭載し,宇宙から飛来するガンマ線の高精細観測を行うGRAINE計画を推進している.本セミナーでは原子核乾板の解析技術の進展について紹介するとともに,GRAINE計画の進捗と観測成果について紹介する. 連絡先: 谷篤史 |


