<自然環境論コーススタッフ研究内容紹介>

榎本 平 (教授)
Taira Enomoto
(E-mail address:  enomotr@kobe−u.ac.jp)



主な研究テーマ:環境因子による生体内シグナル伝達の撹乱とその影響

(従来): 環境中の強力な発癌促進物質の1つホルポールエステル)(phorbolester) 発癌プロモーター生物作用を細胞及び分子レベルで研究し、この物質が 重要な生体内シグナル分子の1つCキナーゼリン酸化酵素の作用を増強し、 細胞骨格・細胞運動や細胞間相互作用を撹乱させることを解明してきた。

(現在・今後): 発癌や発生異常につながる細胞運動制御のシグナル伝達の機構研究に加えて、 発癌遺伝子の機能の分子レベルでの研究、神経細胞形成(なぜ神経細胞は 神経細胞になるのか?)のメカニズムと環境因子、脳神経形成と環境因子、 環境分裂機構のシグナル伝達、シグナル分子と環境因子の生物物理学的 相互作用、シグナル伝達撹乱物質測定法の開発などについても取り組む。