第216回自然環境論セミナー 

巻貝の殻にすむ小さなシクリッドの進化
高橋 鉄美 氏
(京都大学大学院理学研究科・生物多様性進化gCOE)

日時:2010年2月12日(金)13:20−15:00

場所:発達科学部B208号室(発達科学部B棟2階)

アフリカのタンガニイカ湖には、シクリッドと呼ばれる魚が 200種類以上もすんでいます。そしてその9割以上は、 この湖だけに生息する固有種です。 このタンガニイカ湖シクリッドは、 種類ごとにさまざまな形態や生態をしています。 そして、この種類ごとにみられる違いは、 それぞれ異なる資源(餌や生息場所など)に対して 適応した結果だと考えられています。 今回の発表 では、最近明らかになった適応の例として、 巻貝の空殻を隠れ場所や産卵場所として利用する、 珍しい生態を持つ小さなシクリッドについて紹介します。 また、現地での調査や生活についても紹介したいと思います。

多数の方々のご来聴をお待ちしております。

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□ 連絡先: 高見泰興(人間発達環境学研究科)
  電子メール:takami@people.kobe−u.ac.jp
  電話: 078 803 7747