日時:2008年12月10日(水)15:00−17:00
場所:発達科学部 A325号室 (発達科学部A棟3階)
20世紀は地理的な冒険・探検が最終章に達した時代であった. 1911年にアムンセン隊が南極点に到達し, 1953年にヒラリーとテンジンはエベレストに初登頂した. 1969年には人類は月面着陸に成功し, 近い将来に火星に人を送り込もうとしている. サイエンスと冒険・探検とは様々な面で深いつながりがある. サイエンスは,誰も足を踏み入れていない未知の自然を探る冒険である. 時代とともにサイエンスは組織化・巨大化し, 個人の冒険精神や創造性を発揮することが難しくなった. しかし,生命起源の問題には独りで取り組めるサイエンスの最前線がある. 冒険という視点でサイエンスを眺めつつ,生命起源の研究について考える.
多数の方々のご来聴をお待ちしております。
※ 過去の自然環境論セミナーの記録は こちら, その他の案内は こちら をご覧ください.
□ 連絡先: 中川 和道 (人間発達環境学研究科)
電子メール:nakagawa@kobe−u.ac.jp