第196回自然環境論セミナー 

ショウジョウバエの持つタイマーの分子機構
― 蛹になるタイミングをどのようにして決めるのか ―
上田 均 氏
(岡山大学大学院自然科学研究科)

日時:2008年11月20日(火)14:00−15:00

場所:発達科学部 F253号室  (中会議室D)

昆虫の中でも高等なグループは、幼虫から成虫へ成長する途上で、 摂食や移動などの活動を停止した「蛹」という段階を設けて体の再編成を行い、 この現象を完全変態と呼んでいます。 完全変態の進行は、ステロイドホルモンの支配を受けて、 タイマーで制御されたような正確なタイミングを見せます。 上田さんはショウジョウバエを用いて、このタイミング決定の 分子メカニズムを研究され、重要な発見をされています(詳細はポスター参照)。 多数の方々のご来聴をお待ちしております。

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