第181回自然環境論セミナー 
ヘパラン硫酸プロテオグリカンによる発生現象の制御--- モルフォゲン濃度勾配と幹細胞ニッチについて
中藤 博志 氏 
(ミネソタ大学・発生生物学センター)

日時:2008年3月26日(水)15:10−16:10

場所:発達科学部 G302号室

細胞の外からやってくる各種のホルモンやタンパク質性リガンドは、 細胞膜の表面に存在している受容体によって単純に捕捉されるのではなく、 その前に細胞外マトリックスにあるヘパラン硫酸プロテオグリカン(HSPG) によって選別されます。つまりHSPGは細胞に必要な微小環境を準備します。 それらが器官の形態形成に必要なことが知られて来ましたが、さらに最近、 幹細胞維持においても重要なことが、演者によって明らかにされています。 中藤さんは、HSPG研究に遺伝学的手法を導入されている第一人者ですが、 アメリカの大学でテニュア(終身雇用ポスト)を取得された方でもあり、 アメリカでのサバイバルや研究室運営など!色々な興味深いお話も伺える ことと思います。多数のご参加をお待ちしています。

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□ 連絡先:安達 卓 
  内線: 7743