第177回自然環境論セミナー 
遅延放射線生物影響と遅発性長寿命ラジカル
熊谷 純 氏
(名古屋大学 工学研究科 化学・生物工学専攻)

日時:2007年9月19日(水)16:00−17:30

場所:発達科学部 B103号室  (B棟1階)

近年の放射線生物学において、バイスタンダー効果や遺伝的不安定性など、 照射後長時間経過した後の放射線影響が注目されている。 これらの現象は、照射後短期間の細胞内酸化ストレスの増加との関連が 多く指摘されているものの、時系列でみると その両者を関連づけることは難しい。

最近、当研究室で照射培養細胞中で発見した遅発性長寿命ラジカルが その溝を埋める可能性がでてきた。 このラジカルの観測・生成機構・影響仮説について紹介する。

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□ 連絡先:中川 和道 (発達科学部 自然環境論コース)
  電子メール:nakagawa@kobe−u.ac.jp