日時:2007年7月10日(火)13:20−14:50
場所:発達科学部 G112号室 (G棟1階)
生体の中には、ATPを加水分解する際に放出される自由エネルギーを利用して、 力学的運動を生み出すことのできる分子集合体=生体分子モーターが、実に多種 類存在します。化学エネルギーから力学エネルギーへの変換の鍵をにぎるのは、 生体分子(蛋白質)の構造の柔らかさ、と構造変化能にあります。すなわち、 化学エネルギー→分子構造変化→力学運動という流れです。 セミナーでは、分子構造に立脚したコンピュータシミュレーションによって、 この分子モーターの作動原理を調べる研究について紹介します。
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□ 連絡先: 蛯名邦禎 (発達科学部 環境基礎論講座)
電子メール:ebina@kobe−u.ac.jp