環境物理学の構想と課題
日時:2006年6月26日(火)13時20分−14時50分
蛯名 邦禎 氏
(神戸大学 発達科学部)
場所:発達科学部 G112 (G棟1階)
環境問題に向かうにあたって,自然科学に課せられた重要な課題の一つに, 複雑な系における将来予測の問題において,何が確実に言えるかを明確にする ことがある.この要請に対して,自然科学から,どのような解答が可能だろうか.
この問題を物理学の立場から,すなわち,物事を最も根源から徹底的に 追究する窮理学の立場から考え,これまでのところ,将来予測に関して, 何が確実に言えるか,これから何を探究する必要があるかを考察する. 確実な「法則」としての保存則の強力さと限界について議論し,物事の 時間発展原理として
(a) 力学原理,ニュートン,カルノーに続き21世紀の知の開拓者になるのは君だ.
※ 多数の学生・教官・一般の皆様のご来聴をお待ちしております.
□ 世話人:田中成典 (発達科学部 自然環境論講座)
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