相模湾初島沖深海冷湧水シロウリガイ群集の維持機構とその長期変動
増澤 敏行 氏
(名古屋大学環境学研究科大気水圏科学系教授)
日時:2003年9月19日(金曜日)午後4時00分〜5時00分
場所:発達科学部 G棟 114教室
相模湾初島沖のシロウリガイ群集は、1984年以後世界各地で発見されはじめた 冷湧水系深海高密度生物群集の代表例のひとつである。1986年から1996年にかけて、 年1回の「しんかい2000」による潜航調査を行い、相模湾初 島沖の水深1146mのシロウ リカイ群集の同一パッチで間隙水を採集し、その化学組成 と同位体組成から、その化 学合成系を維持する化学反応系を明らかにし、その長期変動を観測した。その結果に ついて紹介する。
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