科学・技術的課題に対する市民のエンパワーメント・システムの構築
伊藤 真之 氏
日時:2005年10月5日(水)15時10分−16時40分
(神戸大学 発達科学部)
場所:発達科学部 大会議室 (A棟2階)
科学・技術が高度に発達した社会において、(a) 環境問題等の解決手段として、 (b)知的探求活動として、市民の科学・技術にかかわる問題に対して、関心を高め るとともに、調査・研究能力を獲得すること(エンパワーメント)が大きな意味を 持つ。我々は、大学院総合人間科学研究科に設置された発達支援インスティテュー ト/ヒューマン・コミュニティ創成研究センターの研究プロジェクトとして「市民 科学に対する大学の支援に関する実践的研究」の取り組みを始めた。本プロジェクト は、神戸を主なフィールドとして、幅広い年齢や素養をもつ市民が、大学の支援の もとに、科学リテラシーを高めるとともに、自らが調査・研究能力を獲得してゆく 持続可能なシステムとそれを担う組織、人材のあり方を実践的に探り、日本の社会 に適したモデルを構築することを目指す。本講演では、このプロジェクトの背景、 構想、展開について紹介する。(なお、本プロジェクトの展開においては、学生、 大学院生が大きな役割を担うことが期待されることから、学生のみなさんの参加を 歓迎したい。)
※ 多数の学生・教員・一般の皆様のご来聴をお待ちしております.□ 世話人:田中成典(tanaka2@kobe-u.ac.jp)